- ホーム
- インフォメーション
-
2024.11.26
大崎電気、AI搭載EMSに蓄電池制御機能を付加 独企業の独自技術を応用
大崎電気工業(東京都品川区)は11月18日、注力事業であるエネルギーマネジメントシステム(EMS)の進化に向けて、独で蓄電池制御ソリューションを展開するbe.storaged GmbHと共同開発を開始したと発表した。
大崎電気が独自に開発した現行のAI制御端末「Aiel Master(アイルマスター)」に、be.storaged社の技術を組み込み、CO2排出量と電気代を削減する新ソリューションの構築を目指す。
過去データに基づくAI予測に加え、蓄電池の最適制御が可能に
「Aiel Master」は、AIを搭載している点に特徴がある。AI端末が過去の使用量や気象データに基づき、企業における電力需要を予測、目標電力値を自動算出して最適に電力を制御する。不快指数を基準に空調制御を行うなどの操作も可能だ。
また、今後はbe.storaged社の制御技術を応用し、電力市場におけるスポット価格の動向に応じた蓄電池の制御が可能になるという。市場価格が安い時に自動で充電し、高い時に放電するという制御を行い、店舗や事業所で発電した再エネを最大限に活用することで、企業はCO2排出量と電気料金の削減が期待できる。
このほか、EMSシステム本来の機能として、空調・照明など設備別の使用量を見える化や、温度・スケジュールなどの自動制御による使用量削減に加え、大崎電気のクラウドサービス「O-SOL(オーソル)」を活用することで、事業所や店舗のデータを別の事業所や本部からでも確認できる。
記事内容へ -
2024.11.21
NECとAGC、太陽光発電ガラスを基地局に活用 ペロブスカイト搭載も視野
日本電気(NEC/東京都港区)とAGC(同・千代田区)は11月11日、建材一体型太陽光発電ガラス(BIPV)とガラスアンテナを活用したサステナブル基地局の実証実験を行い、安定して稼働できることを確認したと発表した。今後はペロブスカイト太陽電池などの次世代太陽電池の適用も視野に入れる。
基地局システム電力の約30%を再エネで代替可能
両社によると、無線通信事業者においては基地局の設置場所確保や基地局の外観が景観に与える影響が課題だという。
今回の実証は、これらの課題解決を目的としたもので、NEC玉川事業場内に、NEC製の5G基地局とAGC製のBIPVおよびガラスアンテナの組み合わせによる接続実証を行い、景観配慮型基地局の有効性を検証した。
基地局は、BIPVとガラスアンテナ、無線機(RU)で構成される。建物の窓ガラスの屋内側に、BIPVとガラスアンテナを設置し、室内にRUを据えることで、屋外に通信エリアを形成する。これにより、周囲の景観を損なうことなく新たな基地局を設置し、ビル間やビル下の電波が届きにくい不感地帯を解消する。太陽光の活用により、事業者のカーボンニュートラルの取り組みにもつながる。
実証の主な成果は以下の通り。
- オフィスビルの窓に設置したBIPVにより発電された電気を用いた5G基地局の起動および継続的な稼働
- 5G端末を用いて通信ができること、およびスループット(単位時間あたりの処理能力)
- 特定エリア内の電波強度やカバレッジを示す電波伝搬ヒートマップおよびアンテナ特性
また、実証実験では、5G基地局システムの約30%の電力が再エネによって代替できることが確認された。
両社は今後、ペロブスカイト太陽電池などの次世代太陽電池を用いることも視野に入れながら、基地局の設置容易性の向上を進めるとしている。
記事内容へ -
2024.11.20
防風防雪型の太陽光発電開発へ 理研興業と北海道自然電力が提携
道路に設置する防雪柵などを開発製造する理研興業(北海道小樽市)と自然電力(福岡県福岡市)のグループ会社で、太陽光など再エネ関連の企画を手がける北海道自然電力(北海道札幌市)は11月11日、防風防雪対策がされた太陽光発電や野生動物被害を回避する製品の開発などで業務提携契約を結んだ。
自然災害に強い新たな太陽光発電システムの開発で、北海道だけでなく国内の他地域や海外への事業展開も検討する。
酪農学園大との垂直型パネル研究にも提携生かす
両社によると、理研興業の強みである道路関係の防風防雪柵、野生動物対策製品などの開発技術を、北海道自然電力が豪雪地帯である北海道で進めてきた雪に強い垂直式の太陽光発電システムなどと融合。北海道自然電力の親会社である自然電力が2023年12月から北海道の酪農学園大学と垂直型太陽光パネルの共同研究を進めており、この研究にも今回の提携を生かす。
両社で再エネ、動物被害の社会課題を解決
北海道では大自然を生かした太陽光、風力、バイオマスなどの再エネを用いた電源開発が進む一方、シカやヒグマなど野生動物による施設設備や農作物の被害が深刻化している。今回の業務提携を機に、両社はこうした社会課題を共同で解決することを目指す。
理研興業は1955年設立。防雪柵の分野では北海道、東北、北陸など雪の多い地域で高いシェアを持つ。
北海道自然電力は2024年3月設立。北海道内の自治体などに対し、脱炭素、再エネ推進に関わる企画提案、支援する事業を手がけている。
記事内容へ -
2024.11.19
オカムラ、2050年CN実現に向けて新方針 再エネ利用や資源管理を強化
オカムラ(神奈川県横浜市)は11月11日、 2050年度のカーボンニュートラル実現に向けて、環境負荷を低減した製品開発の推進を目的とした「カーボンニュートラルデザイン」の考え方を策定したと発表した。製品ライフサイクル全体でCO2排出を最小化するものづくりを目指す。
再エネ利用に加え、省エネ化、廃棄物削減などに注力
同社が掲げる「カーボンニュートラルデザイン」は、製品の原材料調達から製造、販売、使用、廃棄まで製品ライフサイクル全体でCO2の排出を最小化するものづくりを目指していく考え方。再エネ活用や省エネ化、効率的な資源管理を重視する点に特徴がある。
製品開発では、原材料調達から製造、販売、使用、廃棄までの製品ライフサイクル全体でCO2排出量を把握(販売製品のカーボンフットプリントを算出)し、製品ライフサイクルの各段階でよりCO2排出を少なくする製品開発を目指す。
調達時は、CO2排出量が少ない材料の採用。製造において、高効率の機械や省エネルギー型の設備導入などの製造プロセスの改善、製造過程での廃棄物削減と再利用・リサイクルを実施する。
また、販売では、効率的な輸配送によるCO2削減や積載効率の向上を図り、使用では、部品の共通化による⻑寿命化を行うなど、製品ライフサイクル全体で環境負荷を低減した製品開発を推し進める。
2030年度にCO2排出量50%削減へ
同社グループは、2050年カーボンニュートラル実現のマイルストーンとして、2030年度のCO2排出量を2020年度⽐50%にするという目標を掲げる。この削減⽬標は、国際的なイニシアチブ「SBTi 」による認定を取得している。また、地球環境負荷低減の取り組みと併せて、サーキュラーエコノミー推進や、持続可能な⾃然資源の利⽤と保全に関する活動を進めている。
記事内容へ -
2024.11.18
ドコモら3者、太陽光による再エネを直流で基地局に供給 送電ロス防止の実証
NTTドコモ(東京都千代田区)は11月12日、NTTデバイスクロステクノロジ(NXTEC/神奈川県川崎市)、長崎総合科学大学と、太陽光パネルから発電した電力を基地局に供給するための直流給電電力変換器の開発と実証実験を行うと発表した。
太陽光発電の供給効率向上には、電力損失軽減のための高電圧化と高効率なエネルギーマネジメントが欠かせない。今回の取り組みでは、太陽光発電システムに1200V級の高い電圧を用いて、電圧の降下ロスや送電ロスを防ぐとともに、太陽光による再エネ電気を直流のまま伝送することで電力の変換ロスを軽減させる。実施期間は、2024年度から2026年度まで。
高伝導の窒化ガリウムを活用した直流電力変換器を開発
今回開発する直流電力変換器では、高効率な伝導の特徴を持つ窒化ガリウム(GaN)を採用する。これにより、600Vの低耐圧な電圧でありながら、多数の直流電力変換器を直並列に接続し、さらにそれらを多重に並列化することで電圧を増幅させ、1200V級の高電圧で伝送する。
また、この電力変換器の効果検証として、高効率な発電電力を基地局に供給し、最適な蓄電池制御を行う。具体的には、余剰電力を蓄電池に蓄えるほか、その日の天候や地域での電力需給状況に応じて、蓄電池の充放電を実施する。
この取り組みにおいて、NTTドコモは、グリーン基地局で培った基地局向けのエネマネのノウハウ・知見を生かし、同技術の基地局適用に関する検討を進める。NXTECは、モデルベース電源開発の実績に基づき、直流電力変換器の開発と、事業終了後のシステム設計サービスの提供を目指す。
長総大は、直並列構成電力変換器の研究実績に基づく装置の開発支援とともに、2027年度に設置予定の先端グリーン・デジタル理工学部建設予定地を実証実験環境として提供する。
3者は今後、同実証を通じて、電力効率の向上や開発コストの低減を図り、地域の電力系統安定化につなげたい考えだ。
NECとAGCは、建材一体型太陽光発電ガラスを基地局に活用
再エネを活用した基地局への供給では、日本電気(NEC/東京都港区)とAGC(同・千代田区)は11月11日、建材一体型太陽光発電ガラスとガラスアンテナを活用した景観配慮型サステナブル基地局の実証を行い、安定稼働できたことを発表した。
記事内容へ -
2024.11.15
雪印メグミルク、VPPA初導入・東芝ESSが支援 CO2年間1400t減
東芝エネルギーシステムズ(東芝ESS/神奈川県川崎市)は11月7日、雪印メグミルク(東京都新宿区)と、屋根置き太陽光を活用したバーチャルPPA(VPPA)を締結したと発表した。供給先は、埼玉県川越市にある雪印メグミルク川越工場。この取り組みにより、CO2排出量は年間約1400トン削減できる見込みだ。
2034年まで長期にわたり、非FIT非化石価値証書を供給
この取り組みでは、東芝ESSはアグリゲーターとして、再エネ事業者から電力および環境価値(非FIT非化石価値証書)を調達し、2034年度までの10年間、雪印メグミルクに供給する。再エネ電力については、日本卸売電力取引所(JEPX)で卸電力を売電する。
雪印メグミルクの川越工場は現在、埼玉県の「目標設定型排出量取引制度」の下、2025年度から2029年度までの期間におけるGHG削減目標を設定し、省エネの取り組みを推進している。今回の事業では、1400トンのCO2削減が見込まれており、目標を達成できる見込みだ。
東芝ESSは今後も、再エネアグリゲーション事業を展開し、企業における安定的かつ効率的な電力システムの実現を支援していく。
記事内容へ -
2024.11.14
オカムラ、2050年CN実現に向けて新方針 再エネ利用や資源管理を強化
オカムラ(神奈川県横浜市)は11月11日、 2050年度のカーボンニュートラル実現に向けて、環境負荷を低減した製品開発の推進を目的とした「カーボンニュートラルデザイン」の考え方を策定したと発表した。製品ライフサイクル全体でCO2排出を最小化するものづくりを目指す。
再エネ利用に加え、省エネ化、廃棄物削減などに注力
同社が掲げる「カーボンニュートラルデザイン」は、製品の原材料調達から製造、販売、使用、廃棄まで製品ライフサイクル全体でCO2の排出を最小化するものづくりを目指していく考え方。再エネ活用や省エネ化、効率的な資源管理を重視する点に特徴がある。
製品開発では、原材料調達から製造、販売、使用、廃棄までの製品ライフサイクル全体でCO2排出量を把握(販売製品のカーボンフットプリントを算出)し、製品ライフサイクルの各段階でよりCO2排出を少なくする製品開発を目指す。
調達時は、CO2排出量が少ない材料の採用。製造において、高効率の機械や省エネルギー型の設備導入などの製造プロセスの改善、製造過程での廃棄物削減と再利用・リサイクルを実施する。
また、販売では、効率的な輸配送によるCO2削減や積載効率の向上を図り、使用では、部品の共通化による⻑寿命化を行うなど、製品ライフサイクル全体で環境負荷を低減した製品開発を推し進める。
2030年度にCO2排出量50%削減へ
同社グループは、2050年カーボンニュートラル実現のマイルストーンとして、2030年度のCO2排出量を2020年度⽐50%にするという目標を掲げる。この削減⽬標は、国際的なイニシアチブ「SBTi 」による認定を取得している。また、地球環境負荷低減の取り組みと併せて、サーキュラーエコノミー推進や、持続可能な⾃然資源の利⽤と保全に関する活動を進めている。
記事内容へ -
2024.11.13
トランプ氏再選で米エネルギー政策一変か 自然エネルギー財団が危機感を表明
公益財団法人自然エネルギー財団は11月7日、米国大統領選挙において、共和党のドナルド・トランプ前大統領の勝利が確実になったことを受けて声明を発表。世界は米国政府が気候変動対策に背を向ける事態に備える必要があると警鐘を鳴らした。
トランプ政権、化石燃料の採掘推進を明言
トランプ氏は選挙期間中、エネルギー価格引き下げを目的に、化石燃料の採掘を積極的に推し進めることを公約に掲げていた。また、バイデン政権下で復帰した「パリ協定」については再び離脱すると示唆している。
こうした状況を受け、同財団は、仮に日本国内における脱炭素化のテンポが緩まることになれば、日本の責務だけでなく、日本経済の国際競争力強化の観点からも大きな過ちになるとし、日本政府や企業、自治体は、気候対策に取り組む世界のすべての人々との連携を強化し、脱炭素へのエネルギー転換、産業の変革を引き続き加速していくべき、との考えを示した。
第1次トランプ政権時代下、米国内は、トランプ政権の政策に関わらず、2017年から2020年の4年間で、石炭火力発電はオバマ政権2期目(2013年から2016年)1.7倍の減少を実現している。同財団は、自然エネルギーへの転換は現在、企業自身の選択と経済合理性を最大の推進力に進んでおり、どんな政権が樹立座しようと逆戻りさせることはできないと強調した。
記事内容へ -
2024.11.12
11/26環境ビジネスフォーラム 製造業のCO2削減の課題と対策を解説
宣伝会議(東京都港区)は11月26日、環境ビジネスフォーラム「製造現場のカーボンニュートラル 〜CO2排出量削減への課題と対策〜」をオンラインで開催する。時間は13時から16時30分まで。参加費は無料。事前登録制で、定員は450名まで。
政策動向や最新事例を中心に、製造業における脱炭素化の進め方を解説
カーボンニュートラルへの取り組みが必須となった今、製造現場においても、求められる要求レベルが上がっている。
これまでの省エネに加え、再エネ導入やDXを活用したエネマネ、高効率設備の採用など、CO2排出量削減に向けて検討・実施事項は多岐にわたる。一方で、実行にあたっては、「製造ラインを止められない」「建屋・設備の老朽化で導入が難しい」「中長期視点での投資となり費用対効果が出しずらい」など多くの課題がある。
今回のフォーラムでは、政策や制度の最新動向や企業事例に基づくソリューション紹介など、多角的な観点から生産現場におけるカーボンニュートラル実践への視点やポイントを解説する。
スケジュール
- 現場主体の低炭素製品づくりのポイント(電通総研 コンサルティング本部 シニアマネージャー/江口 正芳氏)
- CO2排出量削減へ 目標達成に向けたゼロカーボンソリューションについて(関西電力)
- カーボンニュートラル・CO2削減に向けた取り組みについて(吉野石膏)
- 現省エネ診断に基づいた設備導入の補助金活用のポイント(エネシス 代表取締役/大谷木 亘氏)
記事内容へ -
2024.11.11
余剰電力を都有施設間で融通 東電HDが都庁版VPP構築の先行実証開始
東京電力ホールディングス(東京都千代田区)は11月1日、東京都と連携し、都有施設におけるVPP構築事業の先行実証を開始する。都営アパートで発電した再エネ電気を都内美術館に供給し、地域エネマネシステムの有用性などを検証する。
全国の自治体に先駆けて、余剰電力の全域活用を開始
今回の先行実証は、全国の自治体では初めて、複数用途の都有施設間で電力を融通する取り組み「都庁版VPP」の一貫として実施するもの。
都庁版VPPでは、多様な都有施設に太陽光発電設備や蓄電池などの再エネ設備を設置し、余剰電力を束ね、24時間稼働している医療施設や防災公園、蓄電池の設置が困難な施設に供給するなどのエリアエネルギーマネジメントを行う。また、電力逼迫時には、電力市場への調整力の供出なども検討するとしている。
先行実証の概要
先行実証では、千歳台一丁目アパートの太陽光発電で発電した電力量(年間約9万3000kWh)を、東京都庭園美術館に供給し、需給運用を通じてデータ分析を行い、再エネ電力の利用率向上を目指す。
2025年度以降は、取り組みを学校や公園、共同住宅などのその他都有施設に拡大し、設備導入やエリアエネルギーマネジメントシステム(AEMS)によるエネルギーの最適運用を行い、施設間での電力の相互融通を図る。
都庁版VPPの対象施設は以下の通り。
東京都庭園美術館、都営千歳台一丁目アパート(4棟)、都営旭町二丁目第5アパート(1棟)、都営石神井町二丁目第3アパート(6棟)、都立東部療育センター、光が丘公園、夢の島公園、高潮辰巳管理宿舎、大井ふ頭内用地、10号ふ頭西上屋、10号ふ頭4~号上屋、辰巳ふ頭内貿雑貨上屋、中央防波堤内側ばら物ふ頭上屋、都立田柄高等学校、都立練馬高等学校、都立千歳丘高等学校、都立練馬特別支援学校
記事内容へ



































































