九州最大の物流施設が福岡市に誕生 屋上に太陽光設置し自家消費も
丸紅(東京都千代田区)は4月5日、東京建物(同・中央区)、東急不動産(同・渋谷区)、西日本新聞社(福岡県福岡市)と共同開発した「T-LOGI福岡アイランドシティ」(福岡市東区)が竣工したと発表した。環境配慮の取り組みとして、太陽光発電による電力の自家消費や余剰電力を他施設に送電する。
「T-LOGI福岡アイランドシティ」では、東急不動産が発電事業者として、物件の屋根を賃借し、屋根上全面に太陽光パネルを設置。再エネ電力は、商用電力と併せて施設内で自家消費する。
また、施設内で消費しきれない余剰電力については、一般送配電事業者の送配電網を用いて他施設に送電する。
これらの取り組みにより、環境に配慮した施設の証である「BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)」最高ランクである「ZEB」認証を取得した。また、「CASBEE」Sランクの取得も予定している。
「T-LOGI福岡アイランドシティ」の敷地面積は約3万9300m2、延床面積は約14万8350m2のマルチテナント型物流施設で、九州最大の物流施設(CBRE調べ)となる。また、同施設は博多港に近接することから、今後は日本各地と世界をつなぐ港としてさらなる発展が見込まれる。
2024年4月11日 カテゴリー: 未分類