山口県、蓄電池の部材開発など最大500万円助成 中小企業が対象

山口県は4月8日、半導体・蓄電池関連分野の部材開発などに意欲的に取り組む県内の中小企業を支援する補助金を創設し、2024年度の公募を開始した。公募期間は5月17日(17時15分必着)まで。

24年度は3件程度を採択、事業は最大2年間まで延長が可能

この事業では、県内中小・中堅企業が行う半導体・蓄電池関連製品の部材開発などに関する技術開発・試作・評価の取り組みに必要な経費の一部を助成する。

県内に事務所・工場・研究所などがある中小・中堅企業が対象で、2社以上での取り組みも認める(みなし大企業は対象外)。

補助率は、500万円を上限に、2/3以内。対象経費は人件費・機器設備費、共同研究費・委託費・事業費など。

事業期間は、交付決定後から2025年2月末日まで(1年以内)。ただし、技術開発などの期間が長期にわたるなど、必要と認められる場合には最長2年間まで継続が可能。2カ年計画の場合は初年度末に次年度への継続について、審査会で審査される。今年度は3件程度を採択する予定だ。

審査項目では、以下のポイントを検証する。

  • 補助金目的を理解した事業内容であり、課題設定やその解決方法が妥当であるか
  • 実施体制(社内や外部関係機関と効果的な協力体制を取るなど)・実施計画 が妥当であるか
  • 県内での事業化に向けた戦略が具体的であり、実現可能性があるか

補助金の名称は「半導体・蓄電池産業集積強化事業(部材開発等推進)補助金」。今後、成長が期待される半導体・蓄電池関連分野への県内企業の参入を促進するとともに、半導体・蓄電池関連製品の高性能化、製造コスト削減などによる製品競争力の向上を図ることを目的としている。なお、同事業は山口県から委託を受けた、山口県産業技術センターが実施するもの。

 

2024年4月10日 カテゴリー: 未分類

 


 

 

 

 

 

ページの先頭へ