長野県内企業、両面発電可能なソーラーカーポート導入 積雪対策に

企業向けに太陽光発電の導入支援事業を展開するハウスプロデュース(大阪府大阪市)は2月29日、アスザック(長野県上高井郡)の本社駐車場を活用した産業用ソーラーカーポートを導入したと発表した。積雪に強いソーラーカーポートを設置しBCP対策を図るとともに、発電した電気を本社工場で使用しCO2排出量を削減する。

-積雪時も両面発電が可能、発熱により雪を溶かし発電量を確保-

同社の本社が立地する上高井郡高山村は、国の特別豪雪地帯にも指定される豪雪地帯。今回導入するにあたり、積雪地域において効果を発揮できるネクストエナジー・アンド・リソース(長野県駒ヶ根市)社製の「TM2 Dulight」を採用した。

同発電システムは両面発電の太陽光パネルを搭載。積雪時でも反射光を裏面で受けて発電できる。発電時の熱により雪を溶かし、積雪による発電量の低下を抑えられる効果も期待できる。

なお、今回の取り組みは環境省の補助事業に採択されており、補助金を活用して実施される。

ハウスプロデュースは小型の電子部品やインフラ材など多様な製品を製造する企業。「毎年度2%のCO2排出削減」を掲げ、取り組みを推進している。今回のソーラーカーポート導入もこの一環である。

 

2024年3月6日 カテゴリー: 未分類

 


 

 

 

 

 

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