系統用蓄電池の導入・開発を支援、ビジコネットがマッチングサービス開始

ビジコネット(東京都港区)は7月7日、系統用蓄電池事業の検討・参入で課題となりやすい事業者選定や案件比較を支援する、投資家・事業会社向けマッチングサービス「チクデン」を開始したと発表した。

系統用蓄電池事業では、土地・案件探し、設備・工事内容の比較、収益シミュレーション、複数の専門事業者との調整が必要となる。同サービスでは、初期相談から案件比較・事業者選定、導入後の運用体制の検討まで一括で支援する。

 

検討内容や条件に合わせて適切な事業者を紹介

再エネの導入拡大や電力需給の安定化を背景に、系統用蓄電池事業への関心が高まっている。一方で、実際の事業検討においては、開発用地を取り扱う事業者、接続検討済み案件や権利案件を保有する事業者、系統用蓄電池設備を一括で提案・販売するEPC事業者、アグリゲーターなど、複数の関係者との調整が必要となる。

同サービスでは、事業検討における「どこに相談すればよいか分からない」「案件や事業者を比較しながら検討を進めにくい」といった課題に対応する。

具体的には、系統用蓄電池の導入・開発を検討する企業に対して、事前のヒアリングを通じて検討内容や条件を整理した上で、必要となる事業者を紹介する。適切な事業者との相談機会を提供することで、系統用蓄電池事業の検討・参入を支援する。

 

規模や検討段階に応じて対応

系統用蓄電池事業では、土地・案件の有無、希望する規模、導入時期、検討段階などによって、必要となる相談先や進め方が大きく異なる。チクデンでは、「EPC事業者のみを比較したい」、「土地付き案件や開発案件を探したい」、「保有地や検討中案件について、導入可否や事業性を確認したい」など、必要な範囲に応じて相談先を整理し、事業者を紹介。高圧・特別高圧・自社保有地の活用やピンポイントの相談から複数工程をまとめた検討まで幅広く対応する。なお、検討フェーズを問わず、初回相談・事業者紹介に関する相談は無料で行う。

ビジコネットは、営業に特化して転職を支援するサービスや、企業と派遣会社のマッチングサービスを手がけている。今回のサービスは、社会に価値を提供するイノベーション事業と位置付けている。この新たな事業では、物件販売、メーカー、EPC事業者、アグリゲーター、金融機関などと提携している。

 

系統用蓄電池事業を支援するビジネス

矢野経済研究所(東京都中野区)は、2030年度の国内蓄電所ビジネスは、2024年度の約10倍に規模拡大すると予測している。系統用蓄電池市場では、案件紹介・事業者マッチングを担うサービスや、運転開始後の市場取引や調整力提供を支援するアグリゲーションサービスなども増えてきている。

グッドフェローズ(東京都品川区)は5月、投資用太陽光発電所のマッチングサイト「タイナビ発電所」で、新たに低圧の系統用蓄電所案件の掲載が可能となる機能を追加している。また、GATES(同・新宿区)は6月、系統用蓄電池向けプラットフォーム「蓄託(TIK TAK/チクタク)」で、これまで提供してきた「権利付き事業用地」のマッチングに加え、「系統用蓄電池の完工(開発)案件(開発案件・建設完了済み案件)」の取り扱いを開始している。

関西電力(大阪府大阪市)は5月、系統用蓄電池の開発から運営までをワンストップで支援するサービスを開始している。このサービスでは、事業計画の策定や電力市場での運用など、同社が蓄電所プロジェクトの全体マネジメントを行い、蓄電所事業への参画をサポートするものだ。

 

2026年7月14日 カテゴリー: 未分類

 


 

 

 

 

 

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