「原発再稼働反対、再エネへ」 市民50人、つくばで集会

原発再稼働反対などをアピールする参加者ら=つくば市で

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 東京電力福島第一原発事故からも九年を迎えた。日本原子力発電(原電)東海第二原発をはじめとする原発の再稼働反対や、再生可能エネルギーへの転換を訴える集会が十一日、つくば市吾妻一のつくばセンター広場であり、市民ら約五十人が参加した。

 マイクを握った東海第二運転差し止め訴訟原告団の大石光伸共同代表は、裁判で原告が主張する事故のリスクを「およそ考えられない」と一蹴している原電に対し、「そのような姿勢にこそ事故がひそんでいる」と指摘。安倍政権が東京五輪を「復興五輪」と位置付けていることについても、「福島の事故は続いている。スポーツという善意を利用して何が復興五輪か」と厳しく非難した。

 東海第二の再稼働の是非を問う住民投票の実現を目指す「いばらき原発県民投票の会」の徳田太郎共同代表は、大井川和彦知事に住民投票条例の制定を直接請求するのに必要な署名が、十日時点で必要数を三万筆以上上回る約八万筆に達したことを明らかにした。

 「憲法9条の会つくば」の阿部真庭さんは、安倍政権の原発推進政策を「多くの国民の声を無視し、既得権者のための政治を行っている」と批判した。 (宮尾幹成)

 

2020年3月12日 カテゴリー: 未分類

 


 

 

 

 

 

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