NTTドコモ(東京都千代田区)、NTTアノードエナジー(同・港区)、NTTスマイルエナジー(大阪府大阪市)のNTTグループ3社は8月1日、家庭用蓄電池を最適制御する実証実験を開始する。 実証では、家庭用蓄電池を活用し、蓄電池を制御・集約するリソースアグリゲーションなどを行い、日中時間帯に発電量が過剰となりやすい太陽光発電に合わせた電力使用を実現する。これにより再エネの有効活用を目指す。期間は2025年2月28日までの約7カ月間。

この実証は、NTTドコモが提供する電力サービス「ドコモでんき」の契約者で、NTTスマイルエナジーが提供する家庭の太陽光発電と蓄電池に対応した遠隔監視サービス「ちくでんエコめがね」の契約者を対象に行う。

需給がひっ迫している時間帯に向けて、家庭用蓄電池の充電・放電のタイミングを遠隔かつ最適に制御し、サービスの事業性などを検証する。検証項目として、蓄電池1台当たりの経済メリットと、実証の顧客満足度を挙げている。

3社は今後、この実証にて得られた知見やデータをもとに各社のリソースやノウハウを生かすことで、「ドコモでんき」と「太陽光発電・蓄電池を利用した家庭向けエネルギーサービス」を組み合わせたコンシューマー向けサービスの提供など、エネルギー分野での新規事業の検討をはじめとする社会全体の脱炭素化の実現に向けた取り組みを検討していく。

また、3社は同日、全国の「ドコモでんき」契約者かつ「ちくでんエコめがね」契約者を対象に、実証に参加する顧客の募集を開始した。期間は11月30日までの予定。

実証に参加する顧客には、参加特典として、NTTドコモが提供するポイントプログラム「dポイントクラブ」のdポイント1万ポイント(期間・用途限定)を進呈するほか、制御後の電力購入量について、直近の平均電力購入量から減少した1kWhあたりdポイント5ポイント(期間・用途限定)を進呈する。顧客は、普段通り過ごすだけでdポイントを受け取ることができる。

 

2024年7月18日 カテゴリー: 未分類

 


 

 

 

 

 

ページの先頭へ