JFE系と東京センチュリー、北海道芽室町に20MW系統用蓄電池設置

東京センチュリー(東京都千代田区)とJFEエンジニアリング(同)は3月17日、北海道芽室町で系統用蓄電池事業を開始すると発表した。

北海道電力ネットワーク(北海道札幌市)が所有する北芽室変電所の隣地を賃借し、出力20MWの特別高圧系統用蓄電池(容量79MWh)を設置・運用する。運転開始は2027年度の予定。

 

再エネポテンシャルが高い北海道、出力変動への対応が喫緊の課題

近年、再エネの導入拡大に伴い、日本国内では系統用蓄電所を開発する動きが広がっている。

特に、今回両社が進出する北海道エリアは、再エネの出力変動への対応を課題としており、系統用蓄電池を含む多くの調整力が求められると予想される。両社はこの事業を通じて、同エリアにおける電力供給の安定化を目指す。

開発事業は、両社が共同設立したJ&TC北芽室蓄電合同会社(東京都千代田区)が主導する。JFEエンジニアリングは、蓄電池の選定や工事計画の検証などのオーナーズエンジニアリング業務を担う。また同子会社のアーバンエナジー(神奈川県横浜市)が電力供給および蓄電池の運用を受託し、自社開発のJFEマルチユースEMSを活用し、充放電計画および各電力市場での取引の最適化を図る。

なお、同事業は一般社団法人環境共創イニシアチブの2024年度「再生可能エネルギー導入拡大・系統用蓄電池等電力貯蔵システム導入支援事業費補助金」の採択を受け実施するもの。

 

2025年3月22日 カテゴリー: 未分類

 


 

 

 

 

 

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