DMM、宮崎市にソーラーカーポートなど導入 災害時インフラ整備で連携

​DMM.com(DMM/東京都港区)は4月17日、宮崎県宮崎市の公共施設2ヵ所(佐土原総合支所・清武総合支所)において災害レジリエンス強化のために、同社が提供する電気自動車(EV)充電サービス「DMM EV CHARGE」のEV充電器・ソーラーカーポート・蓄電池を導入すると発表した。

ソーラーカーポートは4月に設置完了し、蓄電池とEV充電器は9月から稼働する予定だ。

DMMの再生可能エネルギーソリューションと、BELLグループ(東京都新宿区)のmilab(同)が提供する防災備蓄管理システム「BxLink(ビーリンク)」を組み合わせることで、「電気のある防災」の実現を目指す。

宮崎市とBELLグループは、2023年6月に防災備蓄管理に関する連携協定を締結し、地域の防災力向上を目指している。防災備蓄管理システム「ビーリンク」を活用することで、備蓄品データを一元的に可視化し、対象となる市民への最適な防災備蓄の提供、備蓄管理業務の効率化、公民連携や自助促進などに取り組む。

一方、DMMと両者は同年8月に「防災備蓄および再生可能エネルギーに関する連携協定」を締結し、両者が行う防災備蓄管理事業に、再生可能エネルギーソリューションを組み合わせ連携することとなった。

平時には公用車であるEVの充電に利用し、災害時は充電したEVを避難所に派遣し電気を利用するという体制構築を目指す。

さらに、充電設備やEVの情報などを「電気の備蓄」として防災備蓄管理システムに連携し、電気を含む防災備蓄の一元管理と災害時の活用に向けた新たな防災ソリューション構築に向け、実証も行う予定だ。

将来的には、九州全体の備蓄データの視える化と、電気を含む防災備蓄データ管理・連携による「電気のある防災」の実現を目指していくという。

 

2024年4月25日 カテゴリー: 未分類

 


 

 

 

 

 

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