太陽光発電 余剰電力の買取と全量買取は何が違うんですか?

太陽光発電システムを自宅に設置した人は、発電した電気を電力会社に売ってお金をもらうことができます。住宅での太陽光発電では、「余剰電力の買取制度」が採用されており、太陽光発電した電気から、自分の家で使った電気を引き算し、余った電気があればこれを売電できます。

この「余剰電力の買取制度」とは異なる買取方式として、「全量買取制」(→用語解説)があります。全量買取制は、自分で消費した電力とは無関係に、太陽光発電したすべての電力を売電できるという方式です。ただし、この全量買取制が適用されるのは、設置するソーラー・パネルの総出力が10kW以上のものだけです。具体的には、事業者が設置する太陽光発電所や、賃貸集合住宅の屋根、工場や学校の屋上にソーラー・パネルを設置する場合など、産業用途が前提となっています。日本の標準的な住宅の屋根に設置できるパネルの総出力は、せいぜい4~5kW程度といわれます。ですから基本的に、個人住宅にソーラー・パネルを設置する場合には、余剰電力の買取制しか使えないものと考えたほうがよいでしょう。

 

2014年6月29日 カテゴリー: 未分類

 


 

 

 

 

 

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