クボタ、営農型太陽光発電事業を開始 発電した電力は自社工場へ 

クボタ(大阪府大阪市)は3月18日、栃木県・茨城県など北関東の耕作放棄地を含む農地で営農型太陽光発電事業を開始すると発表した。発電した再生可能エネルギー由来電力の全量は同社筑波工場で活用する。この取り組みにより、筑波工場の使用電力の約9%相当を再エネに置換し、年間約2600トンのCO2排出量が削減できる見込みだ。

 

今回の取り組みでは、営農型太陽光発電設備下での農業生産の実績があるグリーンウィンド(栃木県芳賀郡)と連携し、栃木県・茨城県などの複数の農地に、太陽光発電設備を設置する。営農型太陽光発電事業の総面積は約20ha、設備容量は約5MW(年間発電量約570万kWh)。2024年7月から順次稼働を予定している。

設置する発電設備下では、グリーンウィンドが米・小麦・大豆などを栽培し、学校給食向けなどに販売する。また一部の作物については、加工食品製造やレストランの食材として利用する。今回、発電設備下で適切な農業が実現できるよう、多様な農作物が栽培可能な遮光率(パネルが直射日光を遮る割合)として約30%を採用する。

 

2024年3月25日 カテゴリー: 未分類

 


 

 

 

 

 

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