都、省エネ・再エネ住宅補助の2025年度概要を公表 太陽光や蓄電池など
東京都は2月19日、2025年度予算概要の公表を踏まえ、省エネ・再エネ住宅の普及拡大に向けて、太陽光発電設備や蓄電池の設置などに対する補助事業について、2024年度事業の受付期間と、2025年度事業の概要(案)・スケジュール(予定)などを取りまとめ公表した。
なお、2025年度予算案の各事業は、2025年第1回都議会定例会で予算案が可決・成立した場合に確定する。
分譲マンションの省エネ型給湯機器導入支援を新設
2025年度は「災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業」において、住宅における太陽光発電や蓄電池の導入、断熱改修などを支援など複数の事業で補助を実施する。また、2025年度の新規事業として、分譲マンションにおいて省エネ型給湯機器の導入を支援する事業を実施する。
この補助事業では、原則、助成対象機器の契約締結前に事前申込が必要となる。2024年度・2025年度事業の事前申込の受付期間などは次の通り。
2024年度事業の受付期間について
2024年度事業の事前申込は、電子申請の場合は3月31日17時までに入力完了分、紙申請の場合は3月31日17時までに東京都環境公社東京都地球温暖化防止活動推進センター(クール・ネット東京)に到着分(持参不可)までを受付とする。
また、下図の通り、クール・ネット東京が事前申込を受け付けた日の年度における助成内容を適用する。
2025年度事業のスケジュール(予定)
2025年度事業の予算規模は約702億円。2025年度事業の概要は以下の通り。要件の詳細については検討中。
【新規】分譲マンション省エネ型給湯機器導入促進事業
分譲マンションにおいて、エコジョーズ/エコフィールへの一斉交換する事業に対して助成する。また、給湯器交換に加え、再エネ電力に契約した住戸数に応じて助成額を上乗せする。
(出所:東京都)
家庭における太陽光発電導入促進事業
太陽光発電システムの設置(既存システムの交換も可)やパワーコンディショナの更新などに対して助成する。
(出所:東京都)
家庭における蓄電池導入促進事業
蓄電池システムの設置では単価制を導入する。また、新規に既設蓄電池への蓄電ユニットの増設に対して助成する。
(出所:東京都)
既存住宅における断熱改修促進事業
高断熱窓・ドアの設置では単価制を導入する。また、管理組合による全体改修の場合は助成単価を、断熱防犯窓を設置した場合はその窓の助成単価を割増する。
(出所:東京都)
熱と電気の有効利用促進事業
太陽熱利用システム、地中熱利用システム、エコキュートなどの設置に対して助成する。
エコキュートなどの設置では再エネ電力契約でも可とし、単価制を導入する。また、エコキュートなど設置時にDR実証への参加の場合、助成を上乗せする。
(出所:東京都)
戸建住宅におけるV2H普及促進事業
戸建住宅に電気自動車・プラグインハイブリッド自動車用V2Hを設置する費用を助成する。

【参考】
2025年2月28日 カテゴリー: 未分類