福岡県、北九州・地場企業の脱炭素化事業を支援 投資ファンドと連携
福岡発の投資会社ドーガン(福岡県福岡市)は7月30日、福岡県と、自動車分野での協力に関する連携協定を締結したと発表した。
モビリティ分野に限らず、再エネ開発など幅広い企業の取り組みを支援
同社は7月23日、九州エリアを中心に、モビリティや蓄電池、地域のエネルギー活用など地域の脱炭素化につながる事業への投融資を目的としたファンド「ドーガンMGX投資事業有限責任組合」を設立している。
同ファンドは今後、モビリティ分野に限らず、あらゆる業種業態のソリューションや実証実験、中堅・中小企業の新規事業開発や既存製品のアップデートなど多様なプロジェクトを支援する方針だ。
福岡県は現在、北部九州の自動車産業において、環境への対応と経済成長の両立を目指す「北部九州自動車産業グリーン構想」を掲げ、脱炭素化の取り組みを推進しており、同ファンドを通じた投融資がグリーン構想に貢献できると考え、今回の協定締結に至った。
両者は今後、同ファンドと同協定の下、脱炭素化に資する事業を行う地場企業の支援を模索し、地方創生と脱炭素の両方の実現を目指す。
なお、脱炭素化支援機構(東京都港区)は同日、同ファンドへの出資を発表した。今後は、ドーガンとともに、GHG排出削減などのモニタリングを行っていく予定だ。
2024年8月7日 カテゴリー: 未分類