東京都、福島県とグリーン水素利用で連携 県産エネルギーを都内に供給
東京都は2月17日、福島県と、水素利活用に関する連携協定を締結した。今後はモビリティ分野などにおける普及拡大やグリーン水素の活用促進、水素関連産業の振興などの分野で協力していく。
水素ステーションの共同整備など7分野で連携
両者は、協定に基づき、
- 水素モビリティの導入拡大および水素ステーションの整備促進
- 福島県産グリーン水素の東京都内における活用促進
- 水素関連産業の振興に関する施策
- 水素関連技術に関する大学・研究機関との連携強化
- 水素の活用促進に向けた普及啓発・人材育成
- 水素の活用に関する規制の合理化・適正化
- その他協定の目的達成に必要な取り組み
の7つの項目に関する取り組みを共同で行う。期間は2026年3月末まで。
都はこれまでも、水素活用拡大に向けて、水素ステーションの整備や燃料電池モビリティの導入などを進めている。2024年12月にはグリーン水素トライアル取引が初めて成立し、水素の供給を開始した。
今回の連携開始について、小池 百合子都知事は、東京・福島間の幹線物流などでの水素モビリティ普及につながるとし、今後も福島県産グリーン水素の活用を進めていくと意欲を示した。内堀 雅雄県知事も「今回の協定締結を契機に、都内事業者との連携の輪を広げながら、利用拡大に向けた取り組みを進めていく」とコメントした。
2025年2月22日 カテゴリー: 未分類