富士電機3工場、10MG超太陽光からオフサイトPPAで再エネ電力調達
中部電力ミライズ(愛知県名古屋市)は9月12日、富士電機(東京都品川区)および富士電機パワーセミコンダクタ(長野県松本市)に対し、両社専用の太陽光発電所で発電した再エネを供給すると発表した。この取り組みでは、PPAを活用する。
総出力は10MW、両社3工場で活用
供給先は、富士電機の松本工場(長野県松本市)、富士電機パワーセミコンダクタの大町工場(同・大町市)と飯山工場(同・飯山市)の3工場。
中部電力ミライズが、15カ所ある専用太陽光発電所(総出力は10.7MW)で発電した再エネ電気を調達し、供給する。この連携により、3工場のCO2排出量は、年間約5726トン削減できる見込みだ。
3工場は2022年6月から、中部電力ミライズが提供する「Greenでんき」を導入しており、今回のPPAを活用した再エネ供給により、年間使用電力量の約33%がCCO2フリー化される。また、これらの取り組みを通じて、富士電機は、CO2排出量を、年間約7241トン(2023年度における富士電機全体の生産時の温室効果ガス排出量の約2%に相当)削減できるとしている。
なお、中部電力ミライズがPPAの取り組みで、出力10MW超の太陽光発電所を活用するのは今回が初めて。
富士電機は、2030年度目標として、生産時のGHG排出量を2019年度比で46%超を削減するという目標を掲げ、脱炭素化に向けた取り組みを推進している。
今後も、設備の省エネ化や自社生産拠点への太陽光発電設備の導入や再エネ電力の購入拡大などを実施し、2030年度の全社電力使用量における再エネ電力比率55%(2023年度6%)の実現を目指す。
2024年9月18日 カテゴリー: 未分類