大崎電気、AI搭載EMSに蓄電池制御機能を付加 独企業の独自技術を応用

大崎電気工業(東京都品川区)は11月18日、注力事業であるエネルギーマネジメントシステム(EMS)の進化に向けて、独で蓄電池制御ソリューションを展開するbe.storaged GmbHと共同開発を開始したと発表した。

大崎電気が独自に開発した現行のAI制御端末「Aiel Master(アイルマスター)」に、be.storaged社の技術を組み込み、CO2排出量と電気代を削減する新ソリューションの構築を目指す。

過去データに基づくAI予測に加え、蓄電池の最適制御が可能に

「Aiel Master」は、AIを搭載している点に特徴がある。AI端末が過去の使用量や気象データに基づき、企業における電力需要を予測、目標電力値を自動算出して最適に電力を制御する。不快指数を基準に空調制御を行うなどの操作も可能だ。

また、今後はbe.storaged社の制御技術を応用し、電力市場におけるスポット価格の動向に応じた蓄電池の制御が可能になるという。市場価格が安い時に自動で充電し、高い時に放電するという制御を行い、店舗や事業所で発電した再エネを最大限に活用することで、企業はCO2排出量と電気料金の削減が期待できる。

このほか、EMSシステム本来の機能として、空調・照明など設備別の使用量を見える化や、温度・スケジュールなどの自動制御による使用量削減に加え、大崎電気のクラウドサービス「O-SOL(オーソル)」を活用することで、事業所や店舗のデータを別の事業所や本部からでも確認できる。

 

2024年11月26日 カテゴリー: 未分類

 


 

 

 

 

 

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