品川区、公用車カーシェアリングでEV2台導入 年間1.6tのCO2削減へ

東京都品川区は8月1日、公用車におけるカーシェアリングを導入し、利用を開始した。同区役所駐車場に、タイムズモビリティ(東京都品川区)のカーシェアリングサービス「タイムズカー」を設置。日産自動車のEV「サクラ」を2台配備した。

配備した車両は、平日の日中は区職員が、そのほかの時間帯は区民が利用する。これにより、公用車2台分で、年間約1.6トンのCO2排出量削減を見込んでいる。

日産のEV軽を配備、これまでも災害用などでEVを活用

今回採用されたサクラは日産自動車のEV軽自動車。フル充電で約180km走行可能。バッテリーは20kWhで、バッテリー容量低下の抑制や耐久性の向上などにより、バッテリーの高寿命化を実現している。

また、衝突被害軽減ブレーキ(対歩行者)、ペダル踏み間違い時加速抑制装置、車線逸脱警報、先進ライト(自動切替型前照灯など)の採用により、「サポカーSワイド」に該当し衝突被害軽減ブレーキの性能認定車となっている。

タイムズモビリティはこれまでも、公用車の脱炭素化やEV普及に向けた利用機会の創出、災害時にEVを蓄電池として活用するといった自治体の取り組みに対して、タイムズカーのEVを配備することで貢献してきた。

今回の取り組みにおいても、タイムズカーのEV配備により、品川区の2050年度までにCO2排出量を実質ゼロとする目標達成に向けた公用車の脱炭素化、および区民の方などへのEVの利用機会創出によるEV普及促進を支援する。

タイムズカーのカーシェアリング

タイムズカーは、全国に1万7000カ所以上のステーションを持ち、24時間365日利用できるカーシェアリングサービス。会員登録をして、パソコンやスマホなどで予約でき、利用料金は15分220円から。日常生活やレジャーなど、さまざまなシーンで利用ができる。

公用車にカーシェアリング、定着へ

公用車にカーシェアリング導入が、定着しつつある。自治体の脱炭素化や災害時の蓄電池としての活用を目的に、環境省が「再エネ×電動車の同時導入による脱炭素型カーシェア・防災拠点化促進事業」2023年度に実施するなど、公用車でのカーシェアリング導入を支援してきた。これまでも、福島県白河市、神奈川県横須賀市・逗子市同・小田原市などで導入されてきた。

 

2024年8月8日 カテゴリー: 未分類

 


 

 

 

 

 

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