停電 北海道と熊本で震度5弱
1日深夜から2日未明にかけ、北海道安平町と熊本県産山村で震度5弱の地震が相次いだ。いずれも津波はなかった。北海道苫小牧市では、自宅の階段で転倒した女性(68)が頭や顔に軽いけがをした。
気象庁は、2日未明に記者会見を行い「どちらの地域でも今後、同程度の地震が続く可能性がある」として、家屋の倒壊や土砂崩れに注意するよう呼び掛けた。首相官邸は、官邸の危機管理センターに情報連絡室を設置した。
気象庁によると、安平町では1日午後11時45分ごろに地震があった。震源地は胆振地方の中東部で、震源の深さは約27キロ。地震の規模を示すマグニチュード(M)は5.1と推定される。
北海道電力によると、北海道泊村にある泊原発に異常は確認されていない。JR北海道によると、千歳線や石勝線などの在来線の一部で運転を見合わせた。
産山村では2日午前0時58分ごろに地震があった。震源地は熊本県阿蘇地方で、震源の深さは約11キロ。地震の規模を示すマグニチュード(M)は4.5と推定される。
熊本県警などによると、けが人などの被害情報は寄せられていない。大分でも被害の情報はない。九州電力によると、佐賀県の玄海原発と鹿児島県の川内原発にトラブルは確認されていない。
熊本県では昨年4月の熊本地震で震度7を2回観測し、大きな被害が発生。震度5弱以上の地震が起きたのは、昨年8月31日に熊本市などで観測して以来だった。気象庁は、今回の地震も熊本地震の一連の活動とみられると説明した。
各地の最大震度は次の通り。
震度5弱=安平早来北進、安平追分柏が丘(北海道)
震度5弱=産山(熊本)〔共同〕
2017年7月2日 カテゴリー: 未分類