三井住友銀行、地熱発電オフサイトPPAを活用し再エネ導入へ 金融界初
三井住友銀行(東京都千代田区)は2月10日、脱炭素への取り組みの一環として、地熱発電のオフサイトコーポレートPPAを活用した再生可能エネルギーの導入を発表した。天候に左右されず安定した発電が可能な地熱発電で、再エネ電力調達の安定性を強化し、営業拠点での温室効果ガス排出削減を図る。
なお、地熱発電のオフサイトPPAを活用するのは金融機関として初の試み。
九電みらいエナジーの地熱発電を活用
この取り組みでは、九電みらいエナジー(福岡県福岡市)が所有する総出力197.5MWの地熱発電所(大分県2カ所・鹿児島県2カ所)から、小売電気事業者の九州電力(同)を通じて、三井住友銀行に長期間にわたり再エネ電力を供給する。
オンサイト・オフサイトでの太陽光発電、水力発電も活用
三井住友銀行は、これまでも積極的に再エネを導入してきた。
2022年度には、メガバンク初のメガソーラー発電設備「SMBC川崎メガソーラープレイス」(総出力1037kW)を新設し、オンサイトPPAを導入したほか、茨城県内2カ所の太陽光発電所を活用したオフサイトPPAも導入し、合計5973kWの太陽光発電を活用した再エネに切り替えた。
さらに、2023年度にはネーミングライツを取得した「SMBC宇治グリーン発電所」(京都府宇治市)の水路由来の電力を、京都府内の店舗で活用している。
これらに加え、天候に左右されず安定した発電が可能な地熱発電を新たに導入することで、再エネ電力調達の安定性を強化する。
2025年2月18日 カテゴリー: 未分類