パワーエックス、系統蓄電池を使って夕方以降に再エネ供給 岡山郵便局で実証

パワーエックス(東京都港区)は10月9日、日本郵便(同・千代田区)が運営する岡山県総社市の岡山郵便局向けに、オンサイト蓄電池と再エネ電力を組み合わせた電力供給サービス「X-PPA」の提供を開始したと発表した。日中に、太陽光発電による再エネ電力を系統用蓄電池に貯め、電力需要が高まる夕方以降にオフィスビルや商業施設などに供給する。

実証を通じて効果検証 将来的には系統蓄電所の活用も

 

 

今回、岡山県郵便局に設置した蓄電池は、リン酸鉄リチウムイオン(LFP)を使用した同社製定置用蓄電池「Mega Power」1台で、容量は2132kWh。

同蓄電池を活用し、使用電力のピークカットやタイムシフトを行い、施設全体のエネルギー効率を向上させる。また、拠点の電力需要をAIが予測する同社の新技術を用いて、蓄電池の充放電制御を自動化する。

今後は、岡山県郵便局で同サービスの導入による効果を検証し、その他郵便局への導入を検討する。将来的には、太陽光に加え、風力発電などのベース電源を利用し再エネ電力を供給するとともに、今後開発・運用を開始する系統蓄電所を一体的に活用することで、再エネの利用拡大を図る。

パワーエックスと日本郵政(東京都千代田区)および日本郵便(同)は2023年11月、カーボンニュートラル促進に向けた協業に関する覚書を締結。今回の取り組みはこの一環として実施するもの。

なお、パワーエックスが蓄電池と電力サービスを組み合わせ、電力最適化ソリューションとして提供するのは、今回が初めて。

 

2024年10月17日 カテゴリー: 未分類

 


 

 

 

 

 

ページの先頭へ