カゴメ富士見工場、蓄電池システム導入 再エネ電力を自家消費
カゴメ(愛知県名古屋市)は9月から、自家消費型の再エネ利用拡大に向けて、長野県諏訪にある富士見工場で、蓄電池システムの運用を開始する。この取り組みにより、CO2排出量は年間約200トン削減できる見込みだ。
同工場は2021年から、太陽光発電パネルを設置し、購入電力の再エネへの切り替えを進めてきたが、工場非稼働時には、発電量が電気使用量を上回り、再エネの活用方法が課題となっていた。
今回、新システムを導入することで、電気使用量の調整を行うとともに、新たに増設した約300kwの太陽光パネルの発電量を合わせて、工場の太陽光発電比率を約3割まで拡大させる。
また、現在実証を行っている「上げデマンド・レスポンス(DR)」での知見やノウハウを生かし、今後は、同システムを活用したDRを実施していく。
同社は、2050年までにグループのGHG排出量実質ゼロという目標を掲げ、中間目標である2030年に向けたGHG排出量削減目標を策定するほか、SBTイニシアチブ認証を取得している。また、工場や菜園において、さまざまな省エネ・再エネ活動を推進している。今回の取り組みも、この一環である。
2024年9月5日 カテゴリー: 未分類