エネ庁、省エネ優良事業者発表 Sクラスは52.7%
資源エネルギー庁は3月31日、省エネ法における特定事業者による2023年度実績(2024年度提出)のエネルギー使用状況に基づく省エネ優良者(Sクラス事業者)を決定し公表した。
半数以上はSクラス、傾向変わらず
2023年度の実績は、2024年度に提出された報告をとりまとめたもの。Sクラスは前年度から0.7%増の52.7%だった。Aクラスは31.8%(前年度から2.1%減)、Bクラスは15.5%(同1.4%増)で、引き続き半数以上を優良事業者(Sクラス)が占める結果となった。
省エネ法では、事業者全体のエネルギー使用量(原油換算)の合計が年間1500キロリットルを超える事業者を特定事業者に指定し、毎年度エネルギーの使用状況等の報告を求めている。
この特定事業者からの定期報告書に基づき、省エネの結果に応じてS(優良事業者)・A(一般事業者)・B(停滞事業者)にクラスわけ、Sクラス事業者については資源エネルギー庁のウェブサイト上で公表している。クラス分けの概要(出所:資源エネルギー庁)
図内の語句解説
努力目標とは、5年度間平均エネルギー消費原単位又は5年度間平均電気需要最適化評価原単位を年1%以上低減すること。
ベンチマーク目標とは、ベンチマーク制度の対象業種・分野において、事業者が中長期的に目指すべき水準。
Sクラスの対応の注意点として、定期報告書・中長期計画書の提出遅延を行った事業者は、Sクラス事業の公表の対象外として取り扱うことがある。
【参考】
2025年4月3日 カテゴリー: 未分類