アズビル、タイの生産工場に太陽光PPA導入 使用電力の10%を再エネに

アズビル(東京都千代田区)は6月26日、タイの生産子会社であるアズビルプロダクションタイランドが、芙蓉総合リース(同)が出資する合弁会社S-Solar Generation Thailand(SSGT)と、太陽光発電による電力購入契約(PPAサービス)を締結したと発表した。

今回締結したPPAサービスは、SSGTがアズビルプロダクションタイランドの工場屋根に約624kWの太陽光発電設備を設置、太陽光により発電したグリーン電力をアズビルプロダクションタイランドが製造工程で活用し、電力使用量に応じた料金をSSGTに支払うというもの。これにより、該当する工場棟で使用される電力の10%が再生可能エネルギーで賄われることになる。また、1年目のCO2削減量は312t-CO2になると試算している。

事業活動に伴う温室効果ガスを削減

アズビルグループは、温室効果ガス削減に寄与し、カーボンニュートラルの実現に貢献する取組みとして今回のPPAサービスを締結した。

アズビルプロダクションタイランドでは、工業向け温度調節計、各種センサから空調用コントローラまで多岐にわたる製品を生産し、東南アジア諸国、東アジア各国に向けた製品の生産、直接の出荷拠点としての役割を担っている。また、4月に竣工した新工場棟には、電磁流量計を中心とした新しい生産ラインを設置し、順次工程の立上げを行っていく予定。今後は、新工場棟による稼働拡大に合わせ、太陽光発電設備の設置台数も増やしていく計画だ。

 

芙蓉リースグループは、経営資源を集中投下する成長ドライバーの一つとして「エネルギー環境」を位置付け、国内のみならず海外においても再エネ事業へ積極的に参画している。また、再エネ化・省エネ化に取り組む顧客への様々なソリューションの提供とファイナンス面でのサポートを進めている。

芙蓉総合リースは2021年7月に、シャープソーラーソリューションアジア(タイ/SSSA)と、タイにおいて、顧客の工場にPPA方式により工場などに太陽光発電システムを設置し、電力販売事業を行う合弁会社、SSGTを設立した。SS

 

2024年7月3日 カテゴリー: 未分類

 


 

 

 

 

 

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