TESSグループ、大分県畜産公社へオンサイトPPA 再エネ電力供給開始
テスホールディングス(大阪府大阪市)は2月3日、連結子会社のテス・エンジニアリング(同)が大分県畜産公社(大分県豊後大野市)に対し、オンサイトPPAモデルによる自家消費型再生可能エネルギー電力の供給を開始したと発表した。
発電容量は約579kW、年間想定発電量は約65万kWhで、発電した電力はすべて同施設に供給する。これにより同施設の電力需要の約10%を賄い、年間約277tのCO2排出削減を見込む。
15kWhの蓄電池を併設、非常用電源としても活用
本事業では、テス・エンジニアリングが大分県畜産公社の屋根上に太陽光発電システムを設置し、所有・維持管理を行う。
また、15kWhの蓄電池を併設しており、系統停電などの非常時には、非常用コンセントを通じてスマートフォンの充電など必要な電力を供給できる。なお、電力供給は2025年2月に開始され、契約期間は20年間となる。
本事業は、需要家にとって太陽光発電システム導入に関わる初期投資が不要であるほか、電力需要の変動や燃料価格の影響を受けにくい長期的な安定電源の確保に寄与する。テスホールディングスは、今後も顧客企業の多様なエネルギーニーズに対応するソリューションを提供し、「脱炭素のリーディングカンパニー」を目指していくとしている。
なお、大分県畜産公社は、大分県唯一の食肉処理センターとして、牛や豚の食肉加工から精肉販売までを手がけている。
2025年2月10日 カテゴリー: 未分類