千葉県内の自治体が新電力会社 成田・香取など 2016/3/10 8:23[有料会員限定]

千葉県の自治体が新電力会社を相次ぎ設立する。成田市と香取市は6月に民間企業と共同で設立し、東京電力向けに販売している再生可能エネルギーの供給先を新電力会社に切り替えて市内の公共施設に売る。睦沢町は5月、民間と連携して事業会社を設立し、地元企業への電力販売をめざす。エネルギーの「地産地消」を進めコスト削減につなげる。

成田、香取両市は4月、新電力会社で売電事業などを担う民間企業を公募する。6月に共同出資で新電力会社を設立し、10月に業務を始める予定だ。両市は新電力への出資金として、2016年度予算案にそれぞれ400万円を計上した。複数の自治体が連携して新電力会社を設立するのは全国でも珍しいという。

両市は現在、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度(FIT)を使い、ごみ処理時に生じる熱や太陽光で発電した電力をそれぞれ東京電力に販売している。新たに設ける新電力は、両市が既存の設備を使って発電する再生可能エネルギーを現状より3%高く買い取り、小中学校や市役所といった公共施設に12%安く供給する。

 

2016年3月11日 カテゴリー: 未分類

 


 

 

 

 

 

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