雪印メグミルク、VPPA初導入・東芝ESSが支援 CO2年間1400t減
東芝エネルギーシステムズ(東芝ESS/神奈川県川崎市)は11月7日、雪印メグミルク(東京都新宿区)と、屋根置き太陽光を活用したバーチャルPPA(VPPA)を締結したと発表した。供給先は、埼玉県川越市にある雪印メグミルク川越工場。この取り組みにより、CO2排出量は年間約1400トン削減できる見込みだ。
2034年まで長期にわたり、非FIT非化石価値証書を供給
この取り組みでは、東芝ESSはアグリゲーターとして、再エネ事業者から電力および環境価値(非FIT非化石価値証書)を調達し、2034年度までの10年間、雪印メグミルクに供給する。再エネ電力については、日本卸売電力取引所(JEPX)で卸電力を売電する。
雪印メグミルクの川越工場は現在、埼玉県の「目標設定型排出量取引制度」の下、2025年度から2029年度までの期間におけるGHG削減目標を設定し、省エネの取り組みを推進している。今回の事業では、1400トンのCO2削減が見込まれており、目標を達成できる見込みだ。
東芝ESSは今後も、再エネアグリゲーション事業を展開し、企業における安定的かつ効率的な電力システムの実現を支援していく。
2024年11月15日 カテゴリー: 未分類