関電、高浜原発運転差し止めに抗告申し立て
関西電力は14日、関電高浜原子力発電所3、4号機(福井県高浜町)の運転を再び認めなかった12日の大津地裁の異議審決定を不服とし、大阪高裁に抗告を申し立てた。関電は「高浜原発の安全性は原子力規制委員会によって確認されている」としている。
大津地裁は3月、2基の運転差し止めを命じる仮処分決定をし、稼働中の高浜3号機が停止した。関電はこの決定に異議を申し立てたが、同地裁の異議審も同じ裁判長が担当。「新規制基準に従って再稼働が認められたからといって、安全性が確保されたとはいえない」として、再び運転を認めない判断を示した。
抗告審は大阪高裁の別の裁判長が改めて審理する。大津地裁の決定が取り消されない限り、高浜原発の2基は運転できない状態が続く。
2016年7月15日 カテゴリー: 未分類