良品計画、再エネ発電事業へ参入 JERAと連携

無印良品を展開する良品計画(東京都文京区)は1月10日、CO2削減の一環として、再エネ発電設備への投資と発電事業の本格検討を開始したことを発表した。発電事業推進に向けては、JERA(同・中央区)および子会社のJERA Cross(同)と連携し、SPC設立などを行う予定。

協業第1弾は12MW規模の再エネ電源開発

良品計画は、2050年にGHG排出量実質ゼロ実現という目標を掲げ、さまざまな施策に取り組んでいる。

2023年12月には、2030年までに店舗への再エネ導入100%、自社の店舗設備での太陽光パネル設置100%を打ち出し、無印良品単独店においては、店舗屋根に太陽光発電設備を導入する取り組みを開始。現在は25店舗まで拡大した。良品計画が直接電力契約を結んでいないテナント店舗では、環境価値の利用などを進めている。

良品計画によると、同社が定めた目標達成に要するCO2削減量は4万トンで、太陽光発電で賄う場合、2030年までに約60MWの電源開発が必要になるという。

来春開始予定の3社による再エネ電源開発第1弾は、事業開始1年間で約12MW規模を想定、開発費用は約36億円を見込む。事業スキームとしては、JERA Crossが太陽光発電所で発電した電力の環境価値を良品計画に提供するバーチャルPPAの採用を検討中だ。

このほかにも、良品計画はソーラーシェアリング事業などを開始し、新たな雇用の創出や生産による地域貢献を目指すことも明らかにしている。

 

2025年1月30日 カテゴリー: 未分類

 


 

 

 

 

 

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