岩手県、高性能LED照明など省エネ機器への更新に最大80万円補助
岩手県は4月12日、県内の中小事業者等に対して、高性能なLED照明への更新など、省エネルギー効果の高い設備の導入を支援する2024年度補助事業の申請受付を開始した。
この補助事業では、県内の中小事業者等の地球温暖化対策・脱炭素化を推進するため、既存の設備を高効率な空調機器、照明機器、給湯機器、高機能な換気設備へ更新する費用の一部を補助する。補助率は1/2で、補助額は、いわて脱炭素化経営企業等(いわて地球環境にやさしい事業所)の認定ありの場合は最大80万円、認定なし(一般)の場合は最大50万円。
事業名は2024年度「事業者向け省エネルギー対策推進事業」。省エネルギー効果の高い設備を導入し、その省エネルギー効果や経費節減効果などを積極的に情報発信する事業者を補助することにより、事業活動で発生する温室効果ガス排出の削減を図ることを目的としている。補助事業への申請受付期間は2025年1月31日まで。但し、予算上限に達し次第受付を終了する。
県の試算によると、60台の照明を一般的なLEDへ更新した場合、電気代は年間で約12万円削減、補助金の活用で、工事費135万円は約4.5年で回収できる。
また、これまでの県の補助金を活用して、約150社がLEDに更新し、2021年度補助事業(一般的なLEDへの補助も含む)の実施事業者の数値の平均で、LED化により、事業所全体の電力使用量が平均で約16.5%が削減されている。
なお、補助金の申請を希望する場合は、必ず事前に環境生活企画室まで相談すること。補助金の詳細は、交付要綱等は、県のホームページを確認のこと。
2024年4月23日 カテゴリー: 未分類