国内最大級の屋根上太陽光、熊本県民の出資で稼働

県が「県民発電所」認証制度

熊本県内には、「熊本いいくに会」という企業経営者や消費者、学生などの有志からなる親睦会が2005年に結成され、約100社が参加している。スポーツ大会や清掃ボランティアなど地域の企業と市民が交流を深めつつ、新しい発想で地域づくりを進めている。

「熊本県が県外企業の草刈り場になってしまう」との危機意識は、同会で企業経営者などが議論する中で、共有されていたという。そこで、同会会員企業を中心に、地域企業や県民の出資で建設する「県民発電所」構想を練り、熊本県に提案した。

こうした構想に県側も応え、「くまもと県民発電所」認証制度を発足させた。同制度は、県内事業者が主体となって県民も出資し、地域に利益還元するなどの要件を満たした場合、県が認定して、「県民による、県民のための発電所」とのお墨付きを与える仕組みだ。県が認めた「地域の発電所」となることで、住民対応などが進めやすくなる利点がある。

「エコアくまもと」の屋根上メガソーラーが、同制度の認証第1号となった。その後、さらに4案件が認証されるなど、「地域による発電所」は着実に広がっている。このコンセプトは、現在、国のFIT制度の抜本見直しで新たに創設された「地域活用電源」を先取りしたものともいえ、今後の再エネ推進の1つの方向性を示している。

 

2020年4月24日 カテゴリー: 未分類

 


 

 

 

 

 

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