九電太陽光発電の「出力制御」 再エネ主力化への試金石=浅川大樹(西部経済部)
九州電力は10月、事業用の太陽光発電を一時的に停止する「出力制御」を全国(離島を除く)で初めて実施した。出力制御した日は晴天の休日で太陽光発電が増える一方、工場の稼働や冷房利用が少なかったため、制御しなければ電力の需給バランスが崩れ、大規模停電につながる恐れがあった。政府や九電は「かねて想定された事態」(経済産業省幹部)とするが、政府が掲げる再生可能エネルギーの「主力電源化」に向けて大きな課題を浮き彫りにした。
2018年11月16日 カテゴリー: 未分類