オリックス、アマゾンに続きグーグルにも再エネ供給へ 北米事業強化の一環
オリックス(東京都港区)は9月19日、グループ会社を通じて、米Googleと、コーポレートPPAを締結したと発表した。2026年からGoogle社に対し、再エネ37MWを供給する。
子会社所有の米テキサス州の太陽光発電所を活用
再エネ供給は、スペインに本社を置くオリックスの子会社Elawan Energy S.L.が主導する。
Elawanが保有する米テキサス州ヒル郡の太陽光発電所を活用し、発電した再エネをGoogle社に供給するとしている。
なお、供給にあたっては、Googleが再エネ取引インフラの開発を手がける米企業LevelTen Energyと共同開発したデジタルプラットフォーム「LEAP(リープ」)が用いられる。
同プラットフォームは、再エネ需要家の提案依頼(RPF)と電力購入契約(PPA)の一連の契約プロセスをプラットフォーム上で統合し、PPA契約に必要な時間を従来の12カ月以上から2、3カ月に短縮できるという。
Google社は現在、2030年までに自社で使用するすべてのエネルギーの脱炭素化を目標に掲げており、今回のプロジェクトは、同社のクリーンエネルギー調達を支援するものとなる。
米Amazon社に対しても、再エネを供給
オリックスグループは、2050年カーボンニュートラル実現に向けて、再生エネ事業のグローバル展開に取り組んでいる。
特に、北米での事業強化を重要戦略の一つと位置付けており、2024年1月には今回の取り組み同様、Elawanを通じて、米Amazonに対してコーポレートPPAを活用し再エネを供給すると発表。供給量は160MW規模となる見込みだ。
Elawanは、世界15カ国で、風力・太陽光発電所の開発と運営を手がける。開発中のプロジェクトは、現在稼働中の分(約1.8GW)と合わせて、約8GWを誇る。
2024年9月27日 カテゴリー: 未分類