オムロン、CFP算出データ提供開始 蓄電システム向け高容量パワーリレーで
オムロン(京都府京都市)は5月21日、新エネルギー機器向け高容量パワーリレーにおいて、グローバル基準に基づき算出したカーボンフットプリント(CFP)の提供を開始すると発表した。電気機器業界におけるサプライチェーン全体でのGHG排出量の見える化を進めていく。
要望に応じて、CFP算出データを提供
パワーコンディショナ(PCS)や蓄電システムなどの新エネルギー機器向けの同社高容量パワーリレー「G9KBシリーズ」において、グローバル基準に基づきCFPにおける自社算定ガイドラインを基に、CFPを算出し、顧客の要望に応じて、CFP算出データを提供する。
同シリーズのCFPは、「ISO 14067」に基づき算出されるもので、第三者機関による認証を取得している。
「G9KB-E」の概要
同社は2024年6月1日、G9KBシリーズの最新版「G9KB-E」を発売する。
G9KB-EはG9KBシリーズの高容量形で、G9KB基準形と同じサイズ・重量でありながら、最大開閉電圧をDC800V、最大通電電流を100Aに拡張したモデル。「DC800V 50A」「DC600V 100A」の定格値は、15kWから40kWまでの蓄電池関連用途に適していると同社は説明する。
同社は今後、高容量パワーリレー群におけるデータ提供を順次進めるとともに、2024年3月に開始した「サプライチェーンのGHG排出量を把握する実証実験」と連動し、CFP算定の機種展開を図っていく。
2024年5月28日 カテゴリー: 未分類