オカムラ、2050年CN実現に向けて新方針 再エネ利用や資源管理を強化
オカムラ(神奈川県横浜市)は11月11日、 2050年度のカーボンニュートラル実現に向けて、環境負荷を低減した製品開発の推進を目的とした「カーボンニュートラルデザイン」の考え方を策定したと発表した。製品ライフサイクル全体でCO2排出を最小化するものづくりを目指す。
再エネ利用に加え、省エネ化、廃棄物削減などに注力
同社が掲げる「カーボンニュートラルデザイン」は、製品の原材料調達から製造、販売、使用、廃棄まで製品ライフサイクル全体でCO2の排出を最小化するものづくりを目指していく考え方。再エネ活用や省エネ化、効率的な資源管理を重視する点に特徴がある。
製品開発では、原材料調達から製造、販売、使用、廃棄までの製品ライフサイクル全体でCO2排出量を把握(販売製品のカーボンフットプリントを算出)し、製品ライフサイクルの各段階でよりCO2排出を少なくする製品開発を目指す。
調達時は、CO2排出量が少ない材料の採用。製造において、高効率の機械や省エネルギー型の設備導入などの製造プロセスの改善、製造過程での廃棄物削減と再利用・リサイクルを実施する。
また、販売では、効率的な輸配送によるCO2削減や積載効率の向上を図り、使用では、部品の共通化による⻑寿命化を行うなど、製品ライフサイクル全体で環境負荷を低減した製品開発を推し進める。
2030年度にCO2排出量50%削減へ
同社グループは、2050年カーボンニュートラル実現のマイルストーンとして、2030年度のCO2排出量を2020年度⽐50%にするという目標を掲げる。この削減⽬標は、国際的なイニシアチブ「SBTi 」による認定を取得している。また、地球環境負荷低減の取り組みと併せて、サーキュラーエコノミー推進や、持続可能な⾃然資源の利⽤と保全に関する活動を進めている。
2024年11月14日 カテゴリー: 未分類