いわき市の余剰電力を横浜市に供給 まち未来製作所が取り組み支援

まち未来製作所(神奈川県横浜市)は2月13日、横浜市・いわき市と、再エネ活用に関する連携協定を締結したと発表した。同社が提供する再エネアグリゲーションプラットフォーム「e.CYCLE(いいサイクル)」を活用し、いわき市の余剰電力を横浜市に供給する。

2020年に横浜市と、2024年にいわき市と連携開始

「e.CYCLE」は、地域再エネの地産地消や地域間流通を図るサービス。2020年12月には横浜市と連携協定を締結。同サービスを活用し、市内のさまざまな需要家に再エネ電力を供給する取り組みを行っている。

 

 

2024年3月には、いわき市と再エネ電力の地域利用に関する連携協定を締結し、地域で創出した再エネを地元事業者に供給する脱炭素化を推進している。事業を通じて創出された原資は、同市のGXや地域振興事業に充てられる。

2050年CN実現には、市内での再エネ創出だけでは不十分

今回の3者連携の背景には、横浜市の再エネ創出不足がある。横浜市は、市域内の再エネ創出ポテンシャルが2050年電力消費量の約1割にとどまると試算しており、再エネへの転換には広域連携が不可欠だとしている。

いわき市は広大な土地や豊かな日照、優れた風況などの特性があり、再エネ利用に適した地とされる。両市は今後、まち未来製作所の協力を得ながら、2050年に向けた脱炭素社会の実現と地域活性化を目指す。

【参考】

 

2025年2月25日 カテゴリー: 未分類

 


 

 

 

 

 

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