Jパワーと伊藤忠、オフグリッド型電源供給に参入、VPP Japanと連携

電源開発(Jパワー)は3月28日、太陽光関連ベンチャーのVPP Japan(東京都品川区)が実施する第三者割当増資を引き受けたと発表した。

VPP Japanは、顧客の店舗・工場などの屋根に太陽光パネルを設置して系統電力を介さず直接、電力供給を行うオフグリッド型の電力供給サービス事業を手掛ける。

出資額は非公表。今回の出資により、VPP Japanの持つオフグリッド型の電力供給サービスに関する先端技術や、新たな事業モデルなどと、Jパワーが発電事業などで培ってきた技術やノウハウを融合し、新たなデマンドサイドビジネスの創出を目指す。

また同日、伊藤忠商事は、国内のオフグリッド型電力供給サービス事業について、VPP Japanと資本業務提携を締結したと発表した。VPP Japanの保有・運営する太陽光発電設備を活用し、流通小売店などを軸にした独自のVPP(仮想発電所)を事業パートナー各社と共同で構築し、次世代型の電力ビジネスの展開を目指す。

VPP Japanとのオフグリッド電力供給サービスの事業スキーム
(出所:伊藤忠商事)
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なお、伊藤忠商事は、アジア圏ではタイの太陽光発電事業者Symbior PMRと連携する。Symbiorが伊藤忠グループの加工品工場Dole Thailand(Dolethai)の屋根に出力3MWの太陽光発電設備を設置。発電した電力は、Dolethaiが15年間にわたって公共電力料金より安価で買い取る。

Symbiorとの署名式の様子
(出所:伊藤忠商事)
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太陽光パネルが設置されるDolethaiホアヒン工場の外観
(出所:伊藤忠商事)
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VPP Japanは、アイ・グリッド・ソリューションズ(東京都千代田区)と環境エネルギー投資(東京都品川区)が、オフグリッド型の電力供給サービスを展開する事業会社として2017年6月に設立した。2020年度中に100MWの太陽光分散電源の保有を目指している。2018年11月には、関西電力と資本業務提携し、太陽光と蓄電池を多目的で活用するサービスを共同で開発すると発表している(関連記事:顧客の建物屋根に太陽光を設置、オフグリッドで電力を供給)。

このほかVPP Japanは、災害対策用の自立型電源導入を目的とした全国のドコモショップへの太陽光発電設備の導入についてパートナーの1社に選ばれた。

 

2019年4月2日 カテゴリー: 未分類

 


 

 

 

 

 

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