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2023.08.24
NTTデータと中部電力、再エネ出力制御回避へ共同研究
NTTデータ(東京都江東区)と中部電力(愛知県名古屋市)、中部電力パワーグリッド(同)は8月22日、再生可能エネルギーを最大限活用するための、出力制御を回避する仕組みに関する共同研究を開始した。ディマンド・リスポンス(DR)により、夕方から翌朝に電力消費する分散型エネルギーリソースの需要を、太陽光の出力制御時間帯へシフトさせる。
再エネ発電設備の導入量は伸長を続けており、今後は出力制御の回数・出力制御量ともに増加が予想される。2024年度からフィールド実証を始め、2027年度までの実運用を目指す。
夕方から翌朝の需要を昼間にシフト
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2023.08.23
ヨネックス、シューズの再生素材使用率を向上 アッパー表面積9割に
ヨネックス(東京都文京区)は8月18日、リサイクル素材である再生ポリエステルの使用率をアッパー表面積の90%まで高めたバドミントンシューズ「パワークッション65Z C-90」を、9月中旬から数量限定で発売すると発表した。
再生ポリエステルは石油由来のポリエステルと比較して、約60%のCO2排出量削減効果が見込まれるという。同シューズは再生ポリエステルの使用率を高めても性能が変わらないことを確認。8月21日開幕の世界選手権(デンマーク)で、世界ランキング1位のビクター・アクセルセン選手(デンマーク)や、同3位チェン・ユーフェイ選手(中国)、志田千陽選手と松山奈未選手のペア(再春館製薬所)らが使用する予定だという(ランキングは8月1日時点)。
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2023.08.22
三菱重工、カナダのセメントプラントでCO2回収の共同実証
三菱重工業(東京都千代田区)は8月17日、カナダ・アルバータ州エドモントンの既設セメントプラントにおいて、小型CO2回収装置を活用したCO2回収実証試験を本格的に開始したと発表した。この取り組みは、独セメントメーカー大手のハイデルベルク・マテリアルズと共同で実施する。
異なる排ガス性状などを検証
この実証試験では、三菱重工業が関西電力(大阪府大阪市)と共同開発した独自のCO2回収技術「Advanced KM CDR ProcessTM」と、CO2吸収液「KS-21TM 」を採用した、小型CO2回収装置「CO2MPACTTM (コンパクト)」を用いて、異なる排ガス性状や多岐にわたるプラント運転モードに対する各種検証を行う。
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2023.08.21
リサイクル時のCO2排出量削減、溶剤回収装置を共同開発へ 日東精工ら
日東精工(京都府綾部市)は8月10日、ナノセラミック分離膜技術を有するイーセップ(同・相楽郡)と協業を開始すると発表した。両社は今後、日東精工のプラント製作・流体制御・防爆技術と、イーセップのナノセラミック分離膜技術を組み合わせ、「有機溶剤リサイクル回収装置」の開発を目指す。
リサイクル回収時のCO2削減に貢献する新製品
一般的に有機溶剤は使用後、焼却工程などにより廃棄処理または蒸留工程を経てリサイクル回収される。現在、有機溶剤のリサイクル回収量は約20%程度といわれており、残る80%は廃液となる。また、焼却工程および蒸留工程では大量のエネルギーを消費するため、リサイクル回収時のCO2排出量の削減が課題となっている。
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2023.08.20
オムロン上海工場、中国政府から「国家グリーン工場」に認定
オムロン(京都府京都市)は8月9日、制御機器事業の中核生産拠点であるオムロン上海工場(中国上海市)が、環境負荷軽減と経済的成長の両立を目指す模範工場として中国政府に「2022年度国家グリーン工場」に認定されたと発表した。
「国家グリーン工場」は中国政府が2017年から開始した、環境に配慮した製造モデルを推進する認定制度。オムロン上海工場では、エネルギー可視化システムを導入するなど、生産性と省エネルギーを両立する製造現場実現に取り組んできたことなどが評価された。また、温室効果ガス排出量(GHG)の削減や化学物質の適正な管理・削減など持続可能なモノづくりの実現に向けた、環境負荷低減の取り組みも推進している。
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2023.08.19
湖南市、再エネ×福祉で「脱炭素先行地域」に選出 2度目の挑戦のポイントは
脱炭素先行地域の第2回目の選考に、2度目のチャレンジで選定された滋賀県湖南市。「さりげない支えあいのまちづくりオール湖南で取り組む脱炭素化プロジェクト」を展開する。福祉のまちという地域特性を活かしたプロジェクトの概要と、第1回時の経験を踏まえて、同市が改善したポイントを聞いた。
福祉のまちの脱炭素プロジェクト
早くから事業性を有する市民共同発電所を稼働させ、市民・事業者・行政が連携し、自然エネルギーを利活用した取り組みを進めてきた湖南市。2012年9月には、全国初のエネルギー条例となった「湖南市地域自然エネルギー基本条例」を制定。2015年には、自然エネルギーを地域内で流通させることを主目的とした「湖南市地域自然エネルギー地域活性化戦略プラン」を策定し、2016年には同プランの担い手として、官民連携による新電力「こなんウルトラパワー」を設立、自治体新電力事業を全国に先駆けて実施してきた。
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2023.08.18
東急建設と帝人、工事現場で「水素燃料電池発電機」の有効性検証
東急建設(東京都渋谷区)と帝人(大阪府大阪市)は8月9日、渋谷で水素燃料電池発電機の有効性と有用性に関する検証を実施し、その結果を発表した。
グリーン水素を活用、CO2排出量約6kg削減
検証は、東急建設が参画する渋谷駅周辺開発プロジェクトの「渋谷駅西口地下タクシープール車路整備工事」現場で行われ、主に以下の内容について検証した。
- 水素燃料電池発電機の使用によるCO2削減効果および騒音低減効果
- 燃料電池ユニットと圧力容器ユニットの作業性と運搬性
CO2排出量、年間約1トン以上削減
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2023.08.17
2022年度、CO2排出29%・廃棄物排出25%削減を達成 YKK AP
YKK AP(東京都千代田区)は8月8日、「YKK AP環境報告書 2023」を発行したと発表した。同社は現在、5カ年計画「第6次中期環境事業計画」に取り組んでいる。2年目となる2022年度は、2013年度比で自社CO2排出量29%削減、2016年度比で廃棄物排出量25%削減などを達成した。
気候変動・資源循環・水・生物多様性の4つに注力
2022年度は、主に「気候変動」「資源循環」「水」「生物多様性」の4つの環境課題に取り組んだ。
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2023.08.16
市原市コンビナート、脱炭素化の共同検討 エア・ウォーターとAGCも参画へ
エア・ウォーター(大阪府大阪市)とAGC(東京都千代田区)は8月9日、千葉県市原市五井・蘇我地区コンビナートにおけるカーボンニュートラルの実現に向けた共同検討に参画したと発表した。今後は異業種間で実現に向けた施策を検討し、サステナブルな社会の実現および同地区コンビナートの国際競争力向上を図る。
CO2排出を最小化する産業間連携エネマネシステムを導入
このプロジェクトは、千葉県市原市五井地区・蘇我地区のコンビナートに工場を持つ企業9社と、横河電機(東京都武蔵野市)が2022年末に締結した「千葉県市原市五井地区及び千葉市蘇我地区のコンビナートにおけるカーボンニュートラルの実現に向けた共同検討を実施するための覚書」に基づく取り組み。
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2023.08.15
オリンピア、蓄電池事業に参入 容量計14.8MWh・パワーエックス社から
再生可能エネルギー事業を展開するオリンピア(東京都中央区)は8月4日、蓄電池事業に参入すると発表した。群馬県太田市と伊勢崎市の2か所に、合計蓄電容量14.8MWhの蓄電池(2.7MWh×6台、パワーエックス製)を導入する。両施設とも2025年4月の稼働開始を予定している。
なお、同事業は東京都の「系統用蓄電池設備導入促進事業(補助金)」の交付を受けて実施する。
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