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2023.08.30
Jパワーら、西日本でのCCS事業調査の受託契約 商船三井も参画
ENEOS(東京都千代田区)、電源開発(Jパワー/同・中央区)、JX石油開発(同・千代田区)は8月25日、西日本地域でのCCS(CO2の回収・貯留)事業について、エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)と2023年度「先進的CCS事業の実施に係る調査」の受託に係る契約を締結したと発表した。
3社は、西日本地域において、Jパワーの火力発電所、ENEOSの製油所から排出されるCO2を分離回収、液化し、貯留候補地の九州北部沖~西部沖(海域帯水層)まで、船舶とパイプラインで輸送し貯留するCCS事業を2030年度までに開始することを目指している。2023年2月には合弁会社「西日本カーボン貯留調査」を設立し、CO2貯留候補地選定のための探査・評価などの事業化に向けた準備を進めている。
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2023.08.29
北陸銀行と北海道銀行、道内の使用電力の一部を再エネに オフサイトPPAで
ほくほくフィナンシャルグループの北陸銀行(富山県富山市)と北海道銀行(北海道札幌市)は8月24日、、北海道電力(同)、北陸電力ビズ・エナジーソリューション(富山県富山市)と、北海道における太陽光発電によるオフサイトPPAに関する契約を締結したと発表した。
この取り組みにより、北陸銀行と北海道銀行は道内で使用する電力量の約25%を再生可能エネルギーに転換し、CO2排出量年間約1,300トンを削減できる見込みだ。
9月に建設工事を開始 約2MW規模
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2023.08.28
北九州市の病院で、ハンドソープボトル資源循環リサイクルの実証
シャボン玉石けん(福岡県北九州市)は8月23日、化粧品・トイレタリー容器の水平リサイクルプログラムを展開するBEAUTYCLE(佐賀県神埼市)、北九州市立八幡病院(福岡県北九州市)と、ハンドソープボトル資源循環リサイクルの実証実験を開始すると発表した。期間は8月22日からの1年間。
病院での回収スキーム構築へ 他病院での運用も視野に
今回、水平リサイクルを行う商品は、シャボン玉石けんの「手洗いせっけんバブルガード」。
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2023.08.27
大塚商会、レノバと非FIT太陽光のバーチャルPPA締結 6MW規模
大塚商会(東京都千代田区)は8月21日、レノバ(同・中央区)のグループ会社と、新設する太陽光発電所由来の環境価値をNon-FIT非化石証書として直接購入する、環境価値売買契約(バーチャルPPA)を締結したと発表した。
今回導入するバーチャルPPAの再エネ電力量は年間最大13,000MWh、CO2削減効果は年間約5,700トンを見込んでおり、大塚商会グループ全体の電力使用量の約55%に相当する。大塚商会では「中長期の温室効果ガス(GHG)排出削減目標を達成するための強力な手段となる」としている。
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2023.08.26
サカタインクス、本社オフィス2拠点に実質再エネ電力供給
サカタインクスは8月22日、大阪本社(大阪市西区)と東京本社(東京都文京区)を対象に、トラッキング付FIT非化石証書を購入することで実質的な再生可能エネルギーによる電気に切り替えたと発表した。年間約287トンのCO2排出量を削減できる見込み。
同社は2030年までに温室効果ガス(GHG)排出量を2013年度比で50%削減する目標を掲げている。2022年2月には気候変動をはじめとするさまざまな社会課題の解決に向けてTCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)への賛同を表明するなど、環境負荷低減と脱炭素社会の実現に向けた取り組みを推進している。
環境配慮型インキなど展開
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2023.08.25
バヌアツでソーラーランタンを住民に貸し出し 東芝エネシステム
東芝エネルギーシステムズ(神奈川県川崎市)は8月22日、バヌアツ共和国マランパ州において、再エネで充電したLEDランタンのシェアリングサービスの試行を開始したと発表した。
これに先駆け、マランパ州地域の代表者と覚書を締結した。なお本試行は、バヌアツ共和国外国投資推進局・マランパ州政府・国際機関太平洋諸島センターのほか、かいはつマネジメント・コンサルティング(東京都渋谷区)の協力を得て実施される。
LEDランタンをマランパ州住民に貸し出し
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2023.08.24
NTTデータと中部電力、再エネ出力制御回避へ共同研究
NTTデータ(東京都江東区)と中部電力(愛知県名古屋市)、中部電力パワーグリッド(同)は8月22日、再生可能エネルギーを最大限活用するための、出力制御を回避する仕組みに関する共同研究を開始した。ディマンド・リスポンス(DR)により、夕方から翌朝に電力消費する分散型エネルギーリソースの需要を、太陽光の出力制御時間帯へシフトさせる。
再エネ発電設備の導入量は伸長を続けており、今後は出力制御の回数・出力制御量ともに増加が予想される。2024年度からフィールド実証を始め、2027年度までの実運用を目指す。
夕方から翌朝の需要を昼間にシフト
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2023.08.23
ヨネックス、シューズの再生素材使用率を向上 アッパー表面積9割に
ヨネックス(東京都文京区)は8月18日、リサイクル素材である再生ポリエステルの使用率をアッパー表面積の90%まで高めたバドミントンシューズ「パワークッション65Z C-90」を、9月中旬から数量限定で発売すると発表した。
再生ポリエステルは石油由来のポリエステルと比較して、約60%のCO2排出量削減効果が見込まれるという。同シューズは再生ポリエステルの使用率を高めても性能が変わらないことを確認。8月21日開幕の世界選手権(デンマーク)で、世界ランキング1位のビクター・アクセルセン選手(デンマーク)や、同3位チェン・ユーフェイ選手(中国)、志田千陽選手と松山奈未選手のペア(再春館製薬所)らが使用する予定だという(ランキングは8月1日時点)。
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2023.08.22
三菱重工、カナダのセメントプラントでCO2回収の共同実証
三菱重工業(東京都千代田区)は8月17日、カナダ・アルバータ州エドモントンの既設セメントプラントにおいて、小型CO2回収装置を活用したCO2回収実証試験を本格的に開始したと発表した。この取り組みは、独セメントメーカー大手のハイデルベルク・マテリアルズと共同で実施する。
異なる排ガス性状などを検証
この実証試験では、三菱重工業が関西電力(大阪府大阪市)と共同開発した独自のCO2回収技術「Advanced KM CDR ProcessTM」と、CO2吸収液「KS-21TM 」を採用した、小型CO2回収装置「CO2MPACTTM (コンパクト)」を用いて、異なる排ガス性状や多岐にわたるプラント運転モードに対する各種検証を行う。
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2023.08.21
リサイクル時のCO2排出量削減、溶剤回収装置を共同開発へ 日東精工ら
日東精工(京都府綾部市)は8月10日、ナノセラミック分離膜技術を有するイーセップ(同・相楽郡)と協業を開始すると発表した。両社は今後、日東精工のプラント製作・流体制御・防爆技術と、イーセップのナノセラミック分離膜技術を組み合わせ、「有機溶剤リサイクル回収装置」の開発を目指す。
リサイクル回収時のCO2削減に貢献する新製品
一般的に有機溶剤は使用後、焼却工程などにより廃棄処理または蒸留工程を経てリサイクル回収される。現在、有機溶剤のリサイクル回収量は約20%程度といわれており、残る80%は廃液となる。また、焼却工程および蒸留工程では大量のエネルギーを消費するため、リサイクル回収時のCO2排出量の削減が課題となっている。
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