南相馬に太陽光発電所が完成 津波被災地で最大出力

住友商事が出資した特別目的会社「ソーラーパワー南相馬・鹿島」が南相馬市鹿島区に整備した大規模太陽光発電所の竣工(しゅんこう)式は13日、現地で行われた。出力は59.9メガワットで、市によると福島、岩手、宮城3県の津波被災地では最大となる。
式には約100人が出席した。門馬和夫市長が「再生可能エネルギーを推進している市にとって重要な事業。地域に根差した発電所となってほしい」とあいさつ。平野貴之社長は「復興のシンボルプロジェクトの一つとしてしっかりと運営し、地域に愛着を持って受け入れられるよう努力したい」と述べた。
施設名は「南相馬真野右田海老太陽光発電所」。約110ヘクタールの敷地に約22万枚のパネルを設置。年間予想発電量は一般家庭約2万世帯分に相当する。東日本大震災の津波で被災した土地を市が買い取り、同社が借り受けた。
住友商事は市内の別の場所にも出力32.3メガワットのメガソーラーを建設している。

(  カテゴリー:主要 )

 

2018年4月16日 カテゴリー: 未分類

 


 

 

 

 

 

ページの先頭へ