電線でつないで、太陽光発電 電力をシェア さいたま市で実証事業

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 さいたま市で、緑区の一戸建て分譲住宅とイオンモール浦和美園、市内のコンビニエンスストアを電線でつなぎ、太陽光発電の電力を融通し合う環境省の実証事業が始まる。同省から補助を受ける代表事業者の企業・デジタルグリッド(東京都千代田区)によると、住宅を使う実証事業は全国初という。 (稲垣太郎)

 昨年九月の北海道地震で道内の発電所が停止し、ほぼ全域で電力が止まる「ブラックアウト」が発生したように、従来の電力系統は発電所で大事故が起きると連鎖停電につながるリスクがある。

 デジタルグリッドは電力ネットワークを小分けし、事故などで電力系統がダウンしても生き残れる仕組みの構築を目指し、実証事業もその一環。

 住宅は、国から指定を受けているさいたま市の「次世代自動車・スマートエネルギー特区」の中で分譲される。入居が始まる五棟に太陽光発電施設や、太陽光発電などの出力制御ができる高性能インバーター「デジタルグリッドルータ(DGR)」、リチウムイオン蓄電池を設置する。

 イオンモール浦和美園敷地内にも太陽光発電施設とDGR、さいたま市内のミニストップ五店舗にもDGRを置き、電線でネットワーク化。実際に入居者が暮らす住宅間で蓄電池の残量に応じて電力を融通しあうなどの実証事業を行う。

 五棟のうち三棟はポラスグループの中央住宅(本社越谷市)が担当し、七日に報道関係者を対象にした見学会が開かれた。

見学会で紹介されるデジタルグリッドルータの模型(右)

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2019年2月20日 カテゴリー: 未分類

 


 

 

 

 

 

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