農研機構、水田の遠隔管理システムを開発

農業・食品産業技術総合研究機構(茨城県つくば市)はスマートフォン(スマホ)やパソコンで水田の水を遠隔管理するシステムを開発した。既存の給水バルブと排水口に、インターネットの通信機能を備えた制御装置を取り付ける。一定の水位を自動で保てるため農家の負担を減らせる。今年度内に農機メーカーを通じて発売する。

システムは太陽光発電で動く制御装置を後付けできるため、大がかりな設置工事が不要。サーバー上の水管理ソフトを使い、センサーで測定した水位や水温などを端末画面で確認できる。あらかじめ情報を入力しておけば水位を維持できるため、引き入れる水の量も抑えられるという。

コメ栽培では、広い範囲に分散する水田の管理が大規模農家の負担になっている。複数の品種に異なる栽培方法を適用する場合の水管理はさらに複雑になる。水位を維持する給水用の装置はあったが、排水を含めて遠隔管理できる技術はなかったという。

同機構はIT(情報技術)を生かした農業支援に力を入れており、コメの品種や場所、苗の移植日などを事前登録しておけば、収穫までの最適な水管理スケジュールを組み立てられるアプリの開発も進める方針だ。

 

2017年8月27日 カテゴリー: 未分類

 


 

 

 

 

 

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