被災した福島県浪江町に、世界最大のCO2フリー水素拠点 復興のシンボルに (1/2)

「福島新エネ社会構想」の一環として計画している、世界最大級のCO2フリー水素製造工場の建設予定地が固まった。福島県は複数の候補の中から浪江町を政府に推薦することを決めた。かつて「浪江・小高原子力発電所」の建設が予定されていた地域であり、原発事故で大きな被害を受けた自治体が、新たに新エネ社会のモデル拠点として生まれ変わる。

 2011年の東日本大震災で大きな被害を受けた福島県を、世界最大の再生可能エネルギーと水素エネルギーのモデル拠点にーー。政府が進める「福島新エネ社会構想」では、県内に再生可能エネルギーを活用する世界最大の水素製造工場を建設する計画だ。これに向けて福島県は、浪江町(なみえまち)を建設候補地として国に推薦することを決めた。

 福島新エネ社会構想は「再エネの導入拡大」「水素社会実現のモデル構築」「スマートコミュニティの構築」という3つの柱で構成されている。今回福島県が事業用地を推薦した、世界最大の水素製造工場を建設するプロジェクトは、3つの柱のうち水素社会実現のモデル構築に含まれる。

 水素製造工場の建設については、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が主導している。建設計画の主体となる事業者は、2016年に公募した「水素社会構築技術開発事業/水素エネルギーシステム技術開発」で採択された東芝、東北電力、岩谷産業の3社だ。現在、工場の設備仕様などの検討を進めている。

工場の建設予定地は、公募を行ったところ福島市から2カ所、郡山市から2カ所、浪江町から1カ所の応募があった。この中から現在検討が進んでいる工場の技術的要件などを踏まえ、現在の用地の状況、道路や水道などのインフラ整備の状況、水素製造システムと太陽光発電システムを設置した場合の距離、用地の確保および利用に関する費用などの観点で評価を行い、最終的に浪江町の推薦が決まった。最終的な決定は夏頃までにNEDOが行う予定だ。

 

2017年5月27日 カテゴリー: 未分類

 


 

 

 

 

 

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