約8割が停電時に自立運転機能を活用 台風15号の千葉で 太陽光発電協会

陽光発電協会(JPEA)は10月17日、千葉県に大規模な被害をもたらした台風15号の災害時における太陽光発電の自立運転についての実態調査を実施し、その結果を公表した。調査によると、住宅用太陽光発電システムを設置している家庭は、蓄電池を併設しないケースでも約80%が自立運転機能を利用し、停電時に有効活用したことがわかった。

同調査は、台風15号によって発生した大規模停電に際し、「太陽光発電の自立運転機能」の活用について、9月20日~10月10日にかけてヒアリング調査を実施したもの。調査対象は、停電の規模が大きかった千葉県で同協会の会員企業を通じて太陽光発電設備を設置している顧客。

「自立運転機能を知らなかった」24件、「分からなかった」60件

調査結果は、下記の通り。

蓄電機能を併設しない住宅用システム(太陽光発電システムのみ)へのヒアリング

ヒアリング件数:486件

自立運転機能を利用した件数:388件 (利用率:79.8%)

住宅用太陽光発電システムで自立運転を活用しなかった理由

  1. 自立運転機能があることを知らなかった:24件
  2. 運転方法が判らなかった:60件
  3. その他:14件
    • 携帯電話が使えず自立運転の方法が調べられなかった。
    • 年配のユーザーであるため、調べる方法がわからなかった。

蓄電池・EV等の蓄電機能を併設したシステムの設置件数調査

  1. 住宅用太陽光発電システムの件数:1,799件
  2. 住宅以外の太陽光発電システムの件数:2件

→これらのほとんどは、自立運転機能を利用したと考えられる。

なお、自立運転機能を利用した人からは「冷蔵庫を使うことができたので、中の食べ物を腐らせずに済んだ」「日中に冷蔵庫・洗濯機・扇風機・テレビが使えた」「近隣の方へ携帯の充電などで貢献できたことが嬉しかった」などの声が挙がった。

特に、蓄電機能を併設しているユーザーからは「1週間程度停電が続いたが太陽光発電のみで電気が供給できて大変助かった」「夜間に電気が使用できることで子供も安心して過ごせた」などの声が寄せられた。

また、同協会では、運転方法が分からなかったという声についても、ホームページの改善など分かりやすい運転方法の周知についての対応を進めていくとしている。

なお、同協会のWEBサイトでは、自立運転モードへの切り替え方法などの説明とともに、自立運転機能の使用方法が掲載された太陽光発電メーカーの名称を掲載(各社のウェブサイトとリンク)している。

 

2019年10月21日 カテゴリー: 未分類

 


 

 

 

 

 

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