環境債発行、初の1000億ドル 欧州で活発

資金の使い道を環境関連の事業に絞った「グリーンボンド」の発行が増えている。2017年は世界の発行額が初めて1000億ドル(11兆円)を超える見通しだ。事業会社や金融機関に加え、最近はフランスなど国による環境国債の発行が目立つ。日本でも東京都が200億円程度を発行する見通しだ。環境に配慮する投資家が増える中、債券市場で存在感を高めている。

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環境債は07年に初めて登場し、今年6月末までの累計発行額は2110億ドルになった。環境債の引受業務が多いバンクオブアメリカ・メリルリンチ日本債券資本市場部長の鈴木良太氏によると、17年の発行額は昨年より25%ほど増えて1000億ドルの大台に乗せる見通しだ。日本企業による年間の社債発行額とほぼ同じ規模になる。

最近は国による発行が目立つ。昨年12月にポーランドが初の環境国債を発行し、今年1月にはフランスが70億ユーロ(約9000億円)規模を発行した。ナイジェリアやケニアが発行を模索しているとの観測もある。

環境債の発行が増えている理由は2つある。まずは環境への取り組みのアピールだ。米アップルはトランプ米大統領が地球温暖化対策の国際的な枠組みである「パリ協定」離脱を表明した直後の6月半ばに、10億ドルの環境債を発行した。

2つ目は「幅広い投資家から資金を集める」(三菱UFJモルガン・スタンレー証券の諏訪一氏)ためだ。環境・社会・企業統治を重視する「ESG投資」が世界で活発になっている。環境債なら通常の投資家だけでなく、ESGを重視する投資家の資金も期待できる。

環境債で調達した資金は7~8割が風力発電や水力発電などの再生可能エネルギー事業に使われている。米バンク・オブ・アメリカは昨年11月に環境債で調達した10億ドルを、オクラホマ州の風力発電施設やコロラド州の太陽光発電施設などの投融資に充てた。

日本市場でも環境債の発行は増えつつある。フランス電力が今年、日本で発行した円建て債券(サムライ債)は一部が環境債だった。東京都は10~12月に総額200億円程度の環境債を発行する方針を示している。

 

2017年9月3日 カテゴリー: 未分類

 


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