玄海3号機が再稼働 プルサーマル実施へ

九州電力は23日、玄海原発3号機(佐賀県玄海町)の原子炉を起動して再稼働した。稼働は定期検査で運転停止した2010年12月以来約7年3カ月ぶり。東京電力福島第1原発事故後に策定された新規制基準での再稼働は九電として川内(せんだい)原発1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)に次いで3基目で、全国では5原発7基目となる。九電はウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料を利用する「プルサーマル発電」を実施する方針で、作業が順調に進めば、25日に発電と送電を始める。

玄海原発3号機(手前)と4号機=佐賀県玄海町で、本社ヘリから津村豊和撮影

佐賀県玄海町の玄海原発

この日午前11時、運転員が玄海原発の中央制御室で原子炉内の核分裂反応を抑える制御棒の操作レバーを倒すと、引き抜き作業が始まり原子炉が起動した。九電によると、深夜に核分裂反応が安定する「臨界」に達する。発電開始後は段階的に出力を上昇させて、4月5日以降にフル出力運転となる。同月下旬には原子力規制委員会の最終検査を経て営業運転へ移行する予定。

 九電は13年7月に玄海3、4号機の再稼働審査を規制委に申請。規制委の本格的な審査は15年の川内1、2号機の再稼働後に始まり、玄海3、4号機は昨年1月に規制委の安全審査に合格した。玄海町の岸本英雄町長が3月、佐賀県の山口祥義(よしのり)知事が4月にそれぞれ再稼働に同意し、地元手続きも完了した。

 玄海3号機に対する規制委の使用前検査が始まった昨年9月当初、九電は今年1月に再稼働する計画だった。しかし、神戸製鋼所などのデータ改ざん問題の発覚を受けた九電の自主調査で2カ月延期した。3月に再稼働予定だった玄海4号機も5月中の再稼働に計画を見直した。【浅川大樹、石田宗久】

 

2018年3月25日 カテゴリー: 未分類

 


 

 

 

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