欧州太陽光発電国際会議の報告 ソーラー革命は今まさに始まったばかり

2017年9月25日~29日、オランダ・アムステルダムのRAI Convention & Exhibition Centre において第33回欧州太陽光発電国際会議および展示会(EU PVSEC-33)が開催された。

展示会を含めたイベント全体への参加者数は2,516人であり、そのうち国際会議への参加者数は、1,864人と前年(約1,750名)より約6.5%の増加となった。国際会議での発表論文数は前年(1,180件)に対し6%減の1,107件(63カ国)ではあったが、太陽光発電専門国際会議の中では依然として世界最大である。

国際会議での発表論文数の上位国は、ドイツ22%、オランダ8%、日本6%、フランス5%、イタリア4%、スイス4%、アメリカ4%、中国4%、韓国4%と続いた。日本は発表数66件で3位となり(前回は50件、9位)存在感を示した。

技術専門分野別の発表件数は、トピック2:結晶シリコン系太陽電池及びシリコン原料技術(26%)が全体の1/4を占めて一番多く、続いてトピック6:太陽光発電システムの性能・系統連系(21%)、トピック3:薄膜太陽電池(18%)、トピック5:太陽電池モジュールおよび周辺機器の性能信頼性・持続可能性(17%)、トピック1:先進太陽電池技術(10%)、トピック7:太陽光発電の経済性・市場・政策(5%)、トピック4:集光型および宇宙用太陽光発電(3%)の順となった。

論文数の技術別シェアは、世界全体市場で大きなシェアを占める結晶シリコン系太陽電池を中心とし、システムの運用、性能、信頼性に関心が高まっているという状況を反映していると考えられる。

結晶シリコン太陽電池分野では、プレナリーセッションでカネカのn型単結晶シリコンヘテロ接合・裏面電極型太陽電池で世界最高変換効率26.7%が報告され、注目された。欧州の研究所・大学を主体として、材料やプロセス改善による性能向上や両面型セルの評価方法、劣化メカニズムなどの報告が多く行われた。

フラウンホーファ太陽エネルギー・システム研究所(FhG-ISE)からは、n型高性能多結晶シリコン太陽電池においてTOPCon技術による世界最高変換効率22.3%を達成の他、バイフェイシャリティ(表面に対する裏面の性能の比率)89%の両面型セル開発等の報告があった。

多くの機関が新型セルのLeTID(光・温度誘起劣化)、PID(電位誘起劣化)、モジュール材料ベース(封止材と電極など)の劣化機構の解明について報告し、太陽電池モジュールの信頼性に関する研究の進展がうかがわれた。

欧州の研究所と提携している中国を中心としたメーカーからも、性能向上や安定量産化の状況などが報告された。Trina-Solarがn型単結晶シリコン裏面電極型太陽電池で変換効率24.13%を達成したほか、Jinko SolarはCuメッキ電極適用でセル効率21.3%を達成し、2018年初めの商業化を目指している。

 

2017年11月1日 カテゴリー: 未分類

 


 

 

 

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