太陽光・風力で9割、ソマリアで10万人に電力供給

フランスElectro Power Systems Group(EPS)は、ソマリアの北西部にあるガローウェ(Garowe)で拡張工事を進めていたマイクログリッドが完成し、稼働を開始したと発表した。EPSは、蓄電池システムやマイクログリッドの開発を手がけるエンジニアリング企業。

同社は同地で2016年2月に出力1MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)と容量1.4MWhの定置型蓄電池から構成されるマイクログリッドを完成させていた。

その後、顧客であるNECSOM(National Electric Company of Somalia)の要請により、同マイクログリッドに合計出力750kWの風力タービン3基と、容量400kWの定置型蓄電池を追加する工事を行った。

同社は既存のマイクログリッドの制御ソフトウエアやエネルギー管理システム(EMS)の変更を行う必要がない「プラグ・アンド・プレイ(PnP)」技術を持っており、今回の拡張工事を1カ月未満で完了したという。

新旧2つの異なる定置型蓄電池の運用についても、系統連系後に系統バランスが自動的に調整され、マイクログリッドの安定化と再生可能エネルギーの効果的な活用を実現できたとしている。

3.1MWのディーゼル発電機なども合わせると、拡張後のマイクログリッドでは出力が5.9MW、蓄電容量が1.8MWhとなった。

同マイクログリッドにより、ガローウェの住民約10万人に電力が供給されるという。また、太陽光と風力による発電と蓄電池により、電力需要の90%が、再エネで賄われるという。

蓄電池を活用することで、変動電源である再エネを安定化でき、年間に100万Lの軽油が節約可能となり、温室効果ガスの排出量も年間に最大600t削減されるとしている。

EPSは、欧州や南米、アジア・アフリカなどの21カ国で、合計36MW分の再エネや蓄電池を含むプロジェクトの建設実績がある。

(日経BP総研 クリーンテック研究所 大場淳一)

 

2017年8月5日 カテゴリー: 未分類

 


 

 

 

 

 

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