太陽光と風力のハイブリッド発電所で竣工式、合計で9.6MW

ジャパン・リニューアブル・エナジー(東京都港区、以下JRE)と北拓(北海道旭川市)は2月26日、北九州市若松区響町で、風力と太陽光発電設備を併設したハイブリッド型発電所「響灘ウインドエナジーリサーチパーク」の竣工式を開催した。

風力発電設備はヴェスタス製、太陽光パネルはLS産電製、太陽光発電用のパワーコンディショナー(PCS)は、東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用
(出所:日経BP)

両社の出資による「響灘ウインドエナジーリサーチパーク合同会社」が発電事業の主体となる。太陽光パネルの設置容量3.046MW(1万504枚)、風力発電設備の定格出力は6.6MW(3.3MW機・2基)となる。

風力発電設備には本来、洋上設置用として製品化されたものを今回、陸上に設置した。商用機として国内で稼働している風力設備としては、最大容量となる。ブレード(羽根)の回転直径は112mで、タワーは86m、地上からブレードの最高点までは140mに達する。

今回のプロジェクトは、北九州市が実施した公募事業「北九州市若松区響灘地区への風力発電関連産業の集積促進事業」に採択されたもの。

式典では、北九州市の北橋健治市長のほか、関係者約70人が参列した。北橋市長は、「響灘地区には今回の2基を含めて17基の風車が稼働することになる。大型風車のショールームになるとともに、風力発電の運営を担う人材育成など、再生可能エネルギーの総合拠点化、そして将来的に洋上風力ファームを目指す」と挨拶した。

式典には北九州市の北橋健治市長など関係者約70人が参列
(出所:日経BP)

また、北拓の吉田ゆかり社長は「北九州の再エネ産業の集積化のお手伝いをしたい」、JREの安茂会長は「北九州が洋上風力の拠点として発展する一助になれば」と述べた。

固定価格買取制度(FIT)を利用して九州電力に売電し、送電系統との接続点は1つとなる。太陽光と風力発電の出力を合成して系統連系する。経済産業省からの認定は別々に取得しており、連系出力は太陽光・2MW、風力・6.6MWで、合計で8.6MWとなる。

設計・施工は、東光電気工事が担当し、風力発電設備はヴェスタス(Vestas)製、太陽光パネルはLS産電製を設置した。太陽光発電用のパワーコンディショナー(PCS)は、東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用した。2017年2月に着工し、太陽光は同年9月1日、風力は2018年1月1日に運転を開始した。

年間の発電量は約1997万kWhを見込み、これは一般家庭約5547世帯分の年間消費電力量に相当する。北九州市若松区の総世帯数の約16.4%に当たるという。また、年間のCO2排出抑制効果は1万165tという。

太陽光と風力のハイブリッド発電所としては、2014年10月に愛知県田原市で稼働した「たはら・ソーラーウインド発電所」がある。こちらは太陽光パネル容量50MW、風力発電設備容量6MWとなる(関連記事)。

 

2018年3月8日 カテゴリー: 未分類

 


 

 

 

 

 

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