国内初の「再エネ・クロス発電」、飯舘村で着工、太陽光に風力増設

いいたてまでいな再エネ・クロス発電所の完成予想図
(出所:東光電気工事)

東光電気工事は4月24日、福島県飯舘村に建設した出力11.805MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「いいたてまでいな太陽光発電所」に、定格出力6.4MWの風力発電設備を増設すると発表した。5月に着工し、2019年4月に運転を開始する予定。

同発電所は、長年使われず荒地になっていた飯舘村所有の牧草地約14haを、大規模に造成せず土地なりに太陽光パネルを設置した。連系出力は10MW。年間発電量は一般家庭2500世帯分の電力に相当する。太陽光パネルは三菱電機製の単結晶シリコン型、パワーコンディショナー(PCS)は東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用した。

このメガソーラーの敷地内に、米GE(ゼネラルエレクトリック)製の3.2MW風車2台を増設する。年間発電量は約1400万kWを見込み、これは一般家庭1600世帯分に相当する。既存のメガソーラーの連系枠(10MW)を活用し、夜間や曇天など太陽光が連系出力に満たない時に風力発電の発電電力を送電する。こうした太陽光と風力を併設して1つの連系枠内で売電する方式を「再エネ・クロス発電」と呼ぶ(関連記事)。

国内で「再エネ・クロス発電」に着工したのは、飯舘村のプロジェクトが最初になると見られる。

クロス発電時の予想年間発電量は2万7000kWhで、1万3500t程度のCO2削減効果が見込める。また、太陽光と風力を個別に連系運用した場合、設備利用率はそれぞれ約15%、約25%となるが、合成出力として1つの連系枠内で運用した場合、連系変電設備の利用率は約30%まで向上するという。発電した電力は東北電力に全量売電する。

風力発電の導入に伴い、発電所の名称を「いいたてまでいな再エネ・クロス発電所」に変更する予定。東光電気工事が55%、飯舘村が45%出資して設立した特定目的会社(SPC)「いいたてまでいな再エネ発電」が事業主体となる。EPC(設計・調達・施工)およびO&M(運営・保守)サービスは、東光電気工事が担当する。

 

2018年5月3日 カテゴリー: 未分類

 


 

 

 

 

 

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