国内初、蓄電池使う電力プラン 伊藤忠や英ベンチャーなど AI活用で割安

伊藤忠商事やエヌエフ回路設計ブロック、TRENDE(トレンディ、東京都千代田区)、英電力ベンチャーの4社は、11月から人工知能(AI)を使った次世代蓄電システムと、国内初の蓄電池専用の時間帯別電力料金プランを開始する。トレンディは、「あいでんき」の名称で、料金が安い夜間電力を調達して昼間にその電気を使うと割安になる時間帯別電力プランをスタートする。国内で蓄電池を使った電力プランは初めてという。

 家庭向け太陽光の余剰電力買い取り期間が2019年末から段階的に終了するため、将来、自分で電力を使い、余剰分を蓄電池に充電して個人が売電するニーズも取り込む。

伊藤忠商事は、エヌエフ回路設計ブロックと開発した蓄電システム「スマートスター L」を全国で1万台販売している。これに今年、伊藤忠が資本参加した、英電力ベンチャーのモイクサ・エナジー・ホールディングズ(ロンドン)のAIを活用した電力制御システム「グリッドシェア」を搭載した次世代蓄電システムを投入する。既存の蓄電システムもバージョンアップできるという。

モイクサは、東京電力ホールディングス(HD)グループも出資しており、AIを活用して気象情報や電力需要、発電予測などを分析、学習し、複数の蓄電池を制御する技術が強み。

蓄電池に加え、電気自動車(EV)、家電などの機器とも連携できる。蓄電池にAI機能を搭載することで、翌日に雨天との予想があれば、発電所が夜間に発電する安価な電力を家庭の蓄電池に蓄える。

太陽光の自家発電と割安な電気で、一般的な世帯で月額1500円程度の電気代節約につながると試算している。今後、国内の規制緩和が進めば、家庭用蓄電池を集めて仮想発電所機能を持たせたり、個人間取引も可能になったりする。

4社は仮想発電所を通じて、瞬時に電気が必要な人に必要な量を供給する、地産地消の次世代ビジネスも視野に入れている。

 

2018年10月31日 カテゴリー: 未分類

 


 

 

 

 

 

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